雑誌バックナンバー
New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.391

誌名: New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.391

創刊: 有限会社インティリンクス
発売日: 2006年07月30日

価格: 1,000円

この号の購入はこちら
最新号の購入はこちら


雑誌紹介

世界の貧困や不公正な現状を報告するため、英国の非営利団体であるOxfam、Christian Aid、Cadbury and Rowntree Trustsの支援によって1973年に創刊され、現在世界で8万人に愛読されている月刊誌です。世界の重要なテーマの中から毎月一つを選び特集を組んできました。これまでに、フェアトレード、援助とバングラデシュ、イスラム、エイズ、国連、大企業の影響、食料と農業経営、石油パイプライン、平等の歩み、気候変動、生命に忍び寄る特許など数多くの特集を組み、開発途上国の現場で起こり始めている見逃せない変化から、すでに大きな流れとなっている国際情勢まで幅広いトピックをカバーし、斬新な鋭い切り口で問題を報告・分析してきました。そして毎号NIとセットでお届けしている日本版冊子『New Internationalist Japan』では、読者の皆さんが理解を深め活用しやすいようNIの英語情報を日本語で補完しています。NI&NI-Japanは、通常のメディアの報道に物足りない方、国際協力や教育、市民活動に関わる方、勉強や仕事などで社会問題や国際情勢の情報源を求めている学生や社会人の方々に役立つ雑誌です。


概要

二酸化炭素の削減〜向き合えない本当の問題
CO2NNED - Carbon offsets stripped bare
◆ NI & NIジャパン 2006年7月号 No.391◆
≪New Internationalist 目次≫
(本文は英語です)
*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。
2 オフセットとカーボン・ニュートラルを超えて<NIJ>
地球温暖化を防止しようと多くの個人、公的機関、企業が取り組みを行い、さまざまな事業を
提供するカーボン・オフセット産業は花盛りだ。しかしそれもよく見てみると、二酸化炭素排
出削減にはつながらず、排出の免罪符と考えられているようである。
7 植林オフセットをする前に考える10 のポイント<NIJ>
植林はなぜ二酸化炭素排出量削減につながらないのか? 二酸化炭素の排出と吸収のしくみを
考えながら、改めて常識とされているものを問う。
8 森とコミュニティーの未来
ブラジルには、ユーカリのみが植えられている土地が400万ヘクタール(ベルギーの面積とほ
ぼ同じ)も存在する。これらの木の多くが紙パルプとなり、ジョンソン・エンド・ジョンソン
社やキンバリークラーク社のティッシュになる。土地とコミュニティーを浸食する単一樹種の
植林。2010年にはブラジルの人々の生活はどうなってしまうのだろうか。
12 省エネ電球の光と影<NIJ>
消費電力の大きな白熱電球を省エネ電球(電球型蛍光灯)と無料で交換するというプロジェク
トが、低所得者層を対象に南アフリカで実施された。現地への影響と北の国の企業のかかわり
について。
14 カーボン・オフセット ― その事実<NIJ>
16 森の再生とコミュニティーの破壊
オランダの企業とNPOが支援するウガンダでの植林事業。現地の森の再生と雇用の創出に貢献し
ていると事業者側は主張するが、現実は異なるようだ。
18 木を見て森を見ずの植林支援活動<NIJに一部掲載>
植林活動だけでなく、もっと広い視野で状況を眺める必要がある。世界の活動家たちはそう主
張する。
20 アクション
排出量削減を前向きに進めるための情報源。
22 世界のニュース<NIJとメールマガジンに一部掲載>
政府じゃなくて私たちを見てほしい(イラン)/東チモールの混乱/アンゴラを襲うコレラ
25 ワールドビーターズ
いばりちらす独占主義者から超巨大慈善家へ。途方もない富を築き下々の世界を見下ろすビル・
ゲイツ。しかし、来年発売予定の次期ウインドウズ「Vista」への辛口評価やGoogleの躍進によ
り、その前途は必ずしも明るいとはいえない。
26 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介
28 南の国からの一コマ
地方から出てきた人々が住み着くサンパウロの空きビルにて。
29 西サハラで考える
武力闘争を放棄し、国連の介入と国際法の裁定に将来を託してきた西サハラの人々。しかし、
彼らの希望には依然として暗雲が垂れ込めている。
30 エッセイ ―― 幸福の形
現代の消費社会において、幸福とはどのようなものなのだろうか。
32 ビッグバッドワールド
ありそうもないキリストの再臨の形。
33 社会を揺さぶる人々
パプアニューギニアでは、森林伐採による環境の破壊や土地所有者の権利を無視した木材会社
の活動が問題となっている。その問題に法律家として日々取り組む環境法律センターの代表に
話を聞く。
34 読者の声
35 モーリシャスからの手紙
拘置中に死亡した夫の死の真相を明らかにするために奮闘してきた2人の未亡人。
36 世界の国のプロフィール ―― ガボン<NIJ>
≪New Internationalist Japan 目次≫
(本文は日本語です)
イントロダクション ―― 南での植林の前に身の回りの排出削減を
2 オフセットとカーボン・ニュートラルを超えて(NI p2-6の翻訳)
12 植林オフセットをする前に考える10 のポイント(NI p7の翻訳)
14 カーボン・オフセット ― その事実(NI p14-15の翻訳)
20 木を見て森を見ずの植林支援活動(NI p18-19の翻訳)
22 省エネ電球の光と影(NI p12-13の翻訳)
27 日本発のリポート
日本政府、京都メカニズム利用方針を決定 平田 仁子(NPO法人 気候ネットワーク)
35 コンタクトポインツ
今月のトピックをもっと深く知りたい、何か行動したいという人のための情報源。
37 世界の国のプロフィール ―― ガボン(NI p36の翻訳)
40 世界のニュース(NI p22-24の一部翻訳)
・政府じゃなくて私たちを見てほしい(イラン)


カテゴリー: ??λ
inserted by FC2 system