雑誌バックナンバー
New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.399

誌名: New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.399

創刊: 有限会社インティリンクス
発売日: 2007年04月30日

価格: 1,000円

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雑誌紹介

世界の貧困や不公正な現状を報告するため、英国の非営利団体であるOxfam、Christian Aid、Cadbury and Rowntree Trustsの支援によって1973年に創刊され、現在世界で8万人に愛読されている月刊誌です。世界の重要なテーマの中から毎月一つを選び特集を組んできました。これまでに、フェアトレード、援助とバングラデシュ、イスラム、エイズ、国連、大企業の影響、食料と農業経営、石油パイプライン、平等の歩み、気候変動、生命に忍び寄る特許など数多くの特集を組み、開発途上国の現場で起こり始めている見逃せない変化から、すでに大きな流れとなっている国際情勢まで幅広いトピックをカバーし、斬新な鋭い切り口で問題を報告・分析してきました。そして毎号NIとセットでお届けしている日本版冊子『New Internationalist Japan』では、読者の皆さんが理解を深め活用しやすいようNIの英語情報を日本語で補完しています。NI&NI-Japanは、通常のメディアの報道に物足りない方、国際協力や教育、市民活動に関わる方、勉強や仕事などで社会問題や国際情勢の情報源を求めている学生や社会人の方々に役立つ雑誌です。


概要

*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事を抜粋して翻訳した
「NIジャパン」をセットでお届けしています。
私たちのコットンができる現場から
Cotton - The peril and promise
◆ NI & NIジャパン 2007年4月号 ◆
≪New Internationalist No.399 目次≫
(本文は英語です)
*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。
2 コットンを作る人とその歴史 <NIJ>
Cotton: peril and promise
農民が育てた綿は、長い過程を経てコットン製品となり、一般消費者の手に渡る。
この歴史ある繊維に、今何が起こっているのか。
4 繊維の未来
Whatever happened to cotton?
人間に最も身近な綿という繊維は、将来にわたってその人間との関係を保ち続ける
のだろうか。2035年の未来から振り返る。
7 綿作農民の自殺が止まらない理由 <NIJ>
Death by cotton
インドのマハラシュトラ州東部にかかる綿花ベルトと呼ばれる綿作地帯では、農民
の自殺が後を絶たない。地域によっては1日3人のペースで自ら命を絶つ。農民を自
殺に追い込む事情とは何か。
10 オーガニックコットンの限界 <NIJ>
Organic and beyond
インドの綿作農民たちの窮状に対しては、現地の事情を考慮した適切な対応が必要
とされている。NGOなどが進めている有機栽培への転換もそのひとつと考えられてい
るが、それだけでは十分ではないようだ。
12 コットン ― その事実 <NIJ>
Cotton ― THE FACTS
綿の生産と輸出、貿易の状況、市場価格の推移、栽培に使われる農薬、繊維産業の
現状などをデータとグラフで示す。
14 インド織物産業の現実
Powerloom prison
かつてはインド最大の織物産業を擁していたムンバイでもアウトソーシング(外注
化)が進み、現在ムンバイで稼働している織物工場は皆無である。ムンバイの労働
者たち、そして織物工場はどこへ行ってしまったのか。産業の現状と労働者の窮状
を報告する。
16 綿以外の天然繊維 <NIJ>
Natural alternatives
世界ではさまざまな植物の繊維が古くから利用され、現在も国によっては盛んに使
われている。最近再び注目を集めている古くて新しい植物繊維について。
17 小規模農家と大規模農家
Big cotton, little cotton
米国の機械化された大規模な綿作農家と、アフリカの労働集約的な綿作農家の違い
とは。
18 コットン − 小史
Cotton - a history
綿は、少なくとも紀元前2300年の昔から人間の生活に役立ってきた。かつてはヨー
ロッパ人たちのあこがれの的であった繊維も、植民地との貿易や産業革命を経て広
く普及するようになり、現在では繊維産業も北の国から南の国へシフトして、より
一層の高品質と低コストという過酷な要求を突き付けられている。
20 消費者ではなく市民として〜スウェットショップの搾取をなくすには
Sweat, fire and ethics
<ウェブサイトに掲載中>
劣悪な環境と条件で労働者を働かせる搾取工場(スウェットショップ)。そのよう
な場所で生産された衣料品を選ばないようにするにはどうしたらいいのか。そして、
そのような工場をなくすために私たちには何ができるのか。
22 世界のニュース
世界社会フォーラム2007報告
25 ワールドビーターズ
一卵性双生児の双子であるポーランドのヤロスワフ・カチンスキ首相とレフ・カチン
スキ大統領。彼らが繰り広げる保守的な政治とは。
26 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介
28 南の国からの一コマ
南アフリカの貧困削減プロジェクトからのイメージ。忍耐を要する仕事と困難な生活
にもかかわらず、エレガントで気高い女性たち。
29 ラゴスで考える
ナイジェリアの旧首都ラゴスは、活気に満ちているがひどい交通渋滞に悩まされ混沌
とした社会状況に支配されている。新しい首都アブジャは、交通渋滞やカオスとは無
縁だが、あまりにも整然としてうら寂しい状況に置かれている。どちらの都市にも改
善の余地がある、とアイケ・オグインは述べる。
30 エッセー:自由という高みへ
自由を求める抵抗者たちは世界各地の山岳地帯で蜂起してきた。山岳地帯という野生
は、彼らに残された唯一のより所だった。そしてまた、自由を求めるということはた
ぶんに普遍的で政治的であるが、それは非常に個人的な要求でもある。自由とは一体
何なのか。
32 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
ファッションを楽しむ権利も奪われた女性たち。
33 社会を揺さぶる人々<メルマガで配信>
ハワイ先住民の言語と人権を擁護するために活動するハウナニ=ケイ・トラスクのイ
ンタビュー。
34 読者の声
36 世界の国のプロフィール ―― ニカラグア
≪New Internationalist Japan No.87 目次≫
(本文は日本語です)
1 イントロダクション ―― ローカルでグローバルな綿の事情
2 コットンを作る人とその歴史 (NI p2-3の翻訳)
6 綿作農民の自殺が止まらない理由 (NI p7-9の翻訳)
13 オーガニックコットンの限界 (NI p10-11,16からの翻訳)
18 綿以外の天然繊維 (NI p16からの翻訳)
20 コットン― その事実 (NI p12-13の翻訳)
26 【日本発のリポート Reporting from Japan】
日本の綿、ガンジー、そして私たちの自立……ケイト・ストロネル(NIジャパン)
Japanese native cotton, Gandhi and You……Caitlin Stronell(NI Japan)
34 コンタクトポインツ
今月のトピックをもっと深く知りたい、何か行動したいという人のための日本の情
報源。
36 世界の国のプロフィール ―― ニカラグア (NI p36の翻訳)
40 世界のニュース (NI p22-24からの翻訳)
●世界社会フォーラム2007報告(一部抜粋)
●ビッグバッドワールド(風刺漫画)


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