雑誌バックナンバー
New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.401

誌名: New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.401

創刊: 有限会社インティリンクス
発売日: 2007年06月30日

価格: 1,000円

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雑誌紹介

世界の貧困や不公正な現状を報告するため、英国の非営利団体であるOxfam、Christian Aid、Cadbury and Rowntree Trustsの支援によって1973年に創刊され、現在世界で8万人に愛読されている月刊誌です。世界の重要なテーマの中から毎月一つを選び特集を組んできました。これまでに、フェアトレード、援助とバングラデシュ、イスラム、エイズ、国連、大企業の影響、食料と農業経営、石油パイプライン、平等の歩み、気候変動、生命に忍び寄る特許など数多くの特集を組み、開発途上国の現場で起こり始めている見逃せない変化から、すでに大きな流れとなっている国際情勢まで幅広いトピックをカバーし、斬新な鋭い切り口で問題を報告・分析してきました。そして毎号NIとセットでお届けしている日本版冊子『New Internationalist Japan』では、読者の皆さんが理解を深め活用しやすいようNIの英語情報を日本語で補完しています。NI&NI-Japanは、通常のメディアの報道に物足りない方、国際協力や教育、市民活動に関わる方、勉強や仕事などで社会問題や国際情勢の情報源を求めている学生や社会人の方々に役立つ雑誌です。


概要

*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事を翻訳して掲載した「NIジャパン」を
セットでお届けしています。
2007年6月号
ダルフールを見捨てるな
DARFUR ─ Don’t look away
◆ NI & NIジャパン 2007年6月号 ◆
≪New Internationalist No.401 目次≫
(本文は英語です)
*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。
2 読者の声
4 ダルフールの戦争と平和<NIJ>
Sick of promises
現在地球で最も危険な場所のひとつと言われるようになってしまったダルフール。そこではどんな
ことが起きていて、国際社会は何をしている、または何を怠っているのだろうか。ケニアの難民キ
ャンプを訪問し、逃れてきたダルフールの人々の話を聞きながら、現状と今後について考える。
8 ダルフール ― その事実と経過<NIJ>
Darfur - Facts and timeline
2003年から今日まで、ダルフールはどんな犠牲を払い、国際社会やスーダン政府は何をしてきたの
だろうか。
10 レイプという武器<NIJ>
War against women
これまでも幾度となく戦争で使われてきたレイプ(強姦)という武器は、ダルフールでも女性たち
を恐怖に陥れ、その悲惨な実態と被害者の苦しみは計り知れないものがある。だが、強姦を武器に
する思想の裏には、平時の社会における女性への偏見が潜んでいた。
13 サラーム・ダルフール
Salaam Darfur
ダルフールに対するアラブ社会の静けさと二重基準について。
14 アフリカの苦悩と団結<NIJ>
An African struggle
機能不全に陥った国連、及び腰のアフリカ連合(AU)、見て見ぬふりをするその他大勢の国々……。
そんな中多くの人間がダルフールで殺されているが、その情報はなかなか外に伝わってこなかった。
このような状況を憂慮した人々によって、市民社会のキャンペーンネットワーク「ダルフール・コ
ンソーシアム」がつくられ、アフリカ内外の市民社会を巻き込みながらこの行き詰まった状況を変
えていった。
16 ダルフール小史
Darfur: a history
定着農業を営んでいたアフリカ人の地域に、遊牧民のアラブ人がやって来たのは14世紀だった。水
などの不足する天然資源をめぐる対立は当時から見られたが、それはお互いのリーダーたちの交渉
によって穏便に解決されていた。そんな時代がいつの間に今日のような血塗られた土地に変わって
しまったのだろうか。
18 石油開発とつくられた紛争<NIJ>
Over a barrel
国際社会からの圧力や、NGO など市民社会からの強い声にも耳を貸さず、スーダン政府は蛮行を続
けている。彼らはなぜその行いを改めようとしないのか? また、外部の圧力からどうやって身を
守っているのだろうか?
20 ダルフールのためのアクション<ウェブサイトのオンラインリポートに掲載>
Don’t ignore Darfur - Take action
ダルフールを守るための取り組みが国際的に広がっている。私たちにできることは何か。
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【Special Feature】
21 もうひとつの世界を目指して What next?
現在の世界情勢のトレンドが続く限り、今後30年の世界の先行きは明るいようには思えない。これ
は、新しい世紀を迎えた時、ダグ・ハマーショルド財団を中心に世界中の活動家と研究者が議論を
重ねて出した結論である。しかし、もしも現行トレンドへの反逆者たちがその取り組みを成功に導
いたとしたらどうなるだろうか? パット・ムーニーがその可能性について、いくつかのシナリオ
を報告書としてまとめた。
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25 世界のニュース <NIJとメルマガで一部を掲載/配信>
ネオコンの歴史認識(ネオコン)/ライバル企業への刺客(ソロモン諸島)/パレスチナのレズビ
アン団体(セクシャルマイノリティー)/超大型豪華客船の憂鬱(観光)/立ち上がるグリーンな
米国人(気候変動)/ほか
28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
過激主義が広まるのはなぜ?
29 社会を揺さぶる人々
イラン女性に差別的な法律の変更を求めた署名活動「Million Signatures Campaign」(2007年3月
号の「戸別訪問から見えてきたこと Signed with an X」を参照)の主催者として、Mahboubeh
Hossein Zadehが4月2日に逮捕された。彼女とともに活動していた人々も逮捕されたが、彼女ほか
数名以外は釈放された。ここに取り上げるのは、いまだに獄中に捕らえられている彼女からの公開
書簡である。
30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介
32 南の国からの一コマ
かつてはダイヤモンド採掘でにぎわったコルマンスコップ。現在はナミビアの砂漠に埋もれるゴー
ストタウンのひとつである。
33 アブダビで考える
農村から都市への人口流入とともに進む都市化と町の個性喪失について。
34 エッセー:グローバル市場の神話
貧困と人間開発の唯一の処方箋として、自由市場がしばしば登場することがある。しかしその実態
は、非効率的で人間の営みを破壊するものである。
36 世界の国のプロフィール ― アンティグア・バーブーダ<NIJ>
≪New Internationalist Japan No.89 目次≫
(本文は日本語です)
1 イントロダクション ― スーダンレッド
2 ダルフールの戦争と平和 (NI p4-7の翻訳)
11 ダルフール ― その事実と経過 (NI p8-9の翻訳)
16 レイプという武器 (NI p10-12の翻訳)
21 アフリカの苦悩と団結 (NI p14-15の翻訳)
26 石油開発とつくられた紛争 (NI p18-19の翻訳)
31 コンタクトポインツ
今月のトピックをもっと深く知りたい、何か行動したいという人のための日本の情報源。
32 世界の国のプロフィール ― アンティグア・バーブーダ (NI p36の翻訳)
36 世界のニュース (NI p26-28からの翻訳)
●立ち上がるグリーンな米国人(気候変動)
●ビッグバッドワールド(風刺漫画)


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