雑誌バックナンバー
New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.407

誌名: New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.407

創刊: 有限会社インティリンクス
発売日: 2008年01月10日

価格: 1,000円

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雑誌紹介

世界の貧困や不公正な現状を報告するため、英国の非営利団体であるOxfam、Christian Aid、Cadbury and Rowntree Trustsの支援によって1973年に創刊され、現在世界で8万人に愛読されている月刊誌です。世界の重要なテーマの中から毎月一つを選び特集を組んできました。これまでに、フェアトレード、援助とバングラデシュ、イスラム、エイズ、国連、大企業の影響、食料と農業経営、石油パイプライン、平等の歩み、気候変動、生命に忍び寄る特許など数多くの特集を組み、開発途上国の現場で起こり始めている見逃せない変化から、すでに大きな流れとなっている国際情勢まで幅広いトピックをカバーし、斬新な鋭い切り口で問題を報告・分析してきました。そして毎号NIとセットでお届けしている日本版冊子『New Internationalist Japan』では、読者の皆さんが理解を深め活用しやすいようNIの英語情報を日本語で補完しています。NI&NI-Japanは、通常のメディアの報道に物足りない方、国際協力や教育、市民活動に関わる方、勉強や仕事などで社会問題や国際情勢の情報源を求めている学生や社会人の方々に役立つ雑誌です。


概要

2007年12月号
【企業の社会的無責任】
Corporate responsibility unmasked
*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事を翻訳して掲載した「NIジャパン」をセットでお届けしています。
◆ NI & NIジャパン 2007年12月号 ◆
≪New Internationalist No.407 目次≫
(本文は英語です)
*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。
2 読者の声
4 企業の社会的責任の現実<NIJ>
今日、世界のどこへ行っても、企業は「企業の社会的責任(CSR)」を求める声からは逃れることができない。多くの企業が、さまざまなやり方で目につくような社会的な活動を行い、社会や環境に配慮した方針を打ち出している。それは喜ばしい現象ではあるが、本業で発生している社会への負の影響はそのままに、CSR活動ばかりが喧伝される傾向がある。そんな「グリーンウォッシュ」と言われても仕方がない虚実ないまぜの世界をのぞいてみよう。
8 見境のない企業活動の実態<一部NIJ>
CSR活動で有名な企業だからといって、本業でも真摯(しんし)に社会への影響を考えて活動しているとは限らない。利益のためなら消費者もあざむき、政府には必死に働きかけ、本業がもたらす社会や環境へのマイナスの影響も気にとめない。世界でも有名な巨大多国籍企業BP(石油会社)、ネスレ(食品会社)、アングロ・アメリカン(鉱物資源会社)、ウォルマート(小売会社)を例に、グリーンウォッシュの実際の手口を見てみよう。
10 CSRへの批判の声<一部NIJ>
コフィー・アナン前国連事務総長の発案でスタートしたグローバル・コンパクト。この企業と国連のパートナーシップを進めるプログラムは、グローバル化に伴う問題の解決を目標としているものだ。すでに多くの企業と、企業以外の団体も参加しているが、その有効性は疑問視されている。国連の「食料に対する権利」特別報告者、ジャン・ジグレールがその理由を激白する。また、搾取的労働環境の撲滅に取り組む活動家ジェフ・ボーリンガーが、途上国の工場での労働環境と多国籍企業の対応を報告する。
12 民衆 対 企業 ─ その歴史<NIJ>
企業のスキャンダラスな歴史と民衆の闘いの歴史。今日の企業支配に至る300年を振り返る。
14 企業をめぐる激論:改革か、それとも革命か?<オンラインリポートに掲載>
企業に協力しながら変えていくことで社会が変わると主張するジョナサン・ポリット(英国の持続可能な開発委員会委員長)と、企業には全く期待できないと考える環境活動家のクレア・フォーセット。この2人が火花を散らす討論の模様を収録。
17 企業の社会的責任 ─ その事実
18 スモール・イズ・パワフル<NIJ>
企業がCSR活動に精を出すかたわらで、企業正義を求める活動が行われている。すでに数百年の間、企業が自らの手で不正義を是正できない以上、企業の自浄能力には期待できない。企業にはどのような物事について正義が求められ、人々はどのような考え方と取り組みによって企業に正義を求めているのだろうか。
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【Special Feature】
21 イラクからの撤退
外国の軍隊による侵略とその駐留によって、いまだに悲劇が続いているイラク。当初から侵略に反対していた人々も、軍の撤退をどうしたらよいのか頭を痛めている。このセクションでは、撤退への5つの提案、米国の民主党内でぶつかるイラク駐留に関する異なる利害、イラクと同じような状況に置かれているインドのマニプル州の事例について報告する。
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26 南の国からの一コマ
バングラデシュ人写真家が撮ったダルフール南部の避難キャンプの子どもたち。
27 世界のニュース <NIJとメルマガで一部を掲載/配信>
モロッコ占領下にある西サハラの行き詰まり/強制立ち退きのとばっちりを受けたウガンダの野生動物/米・中米間自由貿易協定とコスタリカ/気候変動条約会議にセカンドライフで出席/パレスチナ人難民キャンプを攻撃したレバノン軍/ほか
30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介
32 ビッグバッドワールド(風刺漫画)<NIJ>
招かれざる客と今風のライフスタイル。
33 ワールド・ビーターズ
「世界で4番目にパワフルな女性」と言われるフィリピンのアロヨ大統領。彼女がその地位にとどまっていられるのは、実は軍による反体制派への容赦ない弾圧のおかげなのである。
34 エッセー:内側から見るイラン
女性作家ナスリン・アラウィが語るイラン国内事情。
36 世界の国のプロフィール ― ラオス<NIJ>
≪New Internationalist Japan No.95 目次≫
(本文は日本語です)
1 イントロダクション − 木を見て森を見ず
2 企業の社会的責任の現実(NI p4-7の翻訳)
今日、世界のどこへ行っても、企業は「企業の社会的責任(CSR)」を求める声からは逃れることができない。多くの企業が、さまざまなやり方で目につくような社会的な活動を行い、社会や環境に配慮した方針を打ち出している。それは喜ばしい現象ではあるが、本業で発生している社会への負の影響はそのままに、CSR活動ばかりが喧伝される傾向がある。そんな「グリーンウォッシュ」と言われても仕方がない虚実ないまぜの世界をのぞいてみよう。
12 CSRへの批判の声(NI p10-11の一部翻訳)
コフィー・アナン前国連事務総長の発案でスタートしたグローバル・コンパクト。この企業と国連のパートナーシップを進めるプログラムは、グローバル化に伴う問題の解決を目標としているものだ。すでに多くの企業と、企業以外の団体も参加しているが、その有効性は疑問視されている。国連の「食料に対する権利」特別報告者、ジャン・ジグレールがその理由を激白する。また、搾取的労働環境の撲滅に取り組む活動家ジェフ・ボーリンガーが、途上国の工場での労働環境と多国籍企業の対応を報告する。
14 民衆 対 企業 ─ その歴史(NI p12-13の翻訳)
企業のスキャンダラスな歴史と民衆の闘いの歴史。今日の企業支配に至る300年を振り返る。
20 スモール・イズ・パワフル(NI p18-20の翻訳)
企業がCSR活動に精を出すかたわらで、企業正義を求める活動が行われている。すでに数百年の間、企業が自らの手で不正義を是正できない以上、企業の自浄能力には期待できない。企業にはどのような物事について正義が求められ、人々はどのような考え方と取り組みによって企業に正義を求めているのだろうか。
27 見境のない企業活動の実態(NI p8-9の一部翻訳)
CSR活動で有名な企業だからといって、本業でも真摯(しんし)に社会への影響を考えて活動しているとは限らない。利益のためなら消費者もあざむき、政府には必死に働きかけ、本業がもたらす社会や環境へのマイナスの影響も気にとめない。巨大石油会社のBPと食品会社のネスレを例に、グリーンウォッシュの実際の手口を見てみよう。
30 コンタクトポインツ
今月のトピックをもっと深く知りたい、何か行動したいという人のための日本の情報源。
32 世界の国のプロフィール − ラオス(NI p36の翻訳)
36 世界のニュース(NI p27-29、p32からの翻訳)
●強制立ち退きのとばっちりを受けたウガンダの野生動物
●ビッグバッドワールド(風刺漫画)


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