雑誌バックナンバー
New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.412

誌名: New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.412

創刊: 有限会社インティリンクス
発売日: 2008年07月10日

価格: 1,200円

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雑誌紹介

世界の貧困や不公正な現状を報告するため、英国の非営利団体であるOxfam、Christian Aid、Cadbury and Rowntree Trustsの支援によって1973年に創刊され、現在世界で8万人に愛読されている月刊誌です。世界の重要なテーマの中から毎月一つを選び特集を組んできました。これまでに、フェアトレード、援助とバングラデシュ、イスラム、エイズ、国連、大企業の影響、食料と農業経営、石油パイプライン、平等の歩み、気候変動、生命に忍び寄る特許など数多くの特集を組み、開発途上国の現場で起こり始めている見逃せない変化から、すでに大きな流れとなっている国際情勢まで幅広いトピックをカバーし、斬新な鋭い切り口で問題を報告・分析してきました。そして毎号NIとセットでお届けしている日本版冊子『New Internationalist Japan』では、読者の皆さんが理解を深め活用しやすいようNIの英語情報を日本語で補完しています。NI&NI-Japanは、通常のメディアの報道に物足りない方、国際協力や教育、市民活動に関わる方、勉強や仕事などで社会問題や国際情勢の情報源を求めている学生や社会人の方々に役立つ雑誌です。


概要

核兵器廃絶へ ─ 日本と世界はどう動いているのか
Dropping the Bomb - How to ban nukes and save the planet
2008年6月号 NI412号&NIジャパン100号記念号
★今月号は、NIジャパン100号記念号のため増ページでお届けします。価格が通常とは異なります。定期購読の価格は変わりません。
*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に掲載した「NIジャパン」をセットでお届けしています。
◆ NI & NIジャパン 2008年6月号 ◆
≪New Internationalist No.412 目次≫
(本文は英語です)
*<NIJ>の表示がある記事は、NIジャパンに翻訳が掲載されています。
2 読者の声
4 環境問題という核廃絶の突破口<NIJ>
貧しい国々の核武装や原子力エネルギー技術の拡散、「闇の核市場」やテロリストの可能性など、核兵器をめぐる状況は新たな段階を迎えた。そしてまた、地球温暖化という待ったなしの問題の対策として、「クリーン」なエネルギーという触れ込みで原子力産業の売り込みが激しい。しかしこのような状況の中、政治・経済的にも核兵器廃絶へのチャンスが訪れ、それは、温暖化から地球を救う方策とも結びついて大きなうねりとなっていく可能性がある。
8 核兵器 ─ その事実<NIJ>
核兵器の仕組みから核実験とその回数の推移、核保有国から非核地帯まで、データとイラストで核兵器の基本を紹介する。
10 核兵器保有国パキスタンのジレンマ
1998年5月11日と13日、インドは2度の核実験を行った。インドの敵対的な言動に触発されたパキスタンは、そのすぐ後の5月28日に核実験を行った。こうして南インドで核兵器保有国が誕生し、一時は南インドでの核戦争の危機も高まった。しかし今日では、イスラム過激派やテロリスト集団が核爆弾を支配下に治めたり関連物資や技術を盗み出したりする脅威の方がより現実味のある深刻な問題となっている。本来は国防に役立てるための核保有だ。しかし、それによって最もリスクを負っているのがパキスタンである。このパラドックスについて検証する。
12 人類絶滅へ危機一髪<メルマガで一部配信>
人は誰しもミスを犯す。しかし、人類を危機に陥れる犯してはならないミスというものもある。ここに紹介するのは、実際に起こった信じられないような核兵器にからむミスである。
13 トライデント廃絶への道
潜水艦発射型の核ミサイル「トライデント」。英国政府は、古くなったそのシステムを莫大な費用をかけて更新しようともくろんでいる。その潜水艦が母港とするスコットランドのファスレーンの港では、核廃絶を目指す市民が抵抗運動を繰り広げ、半年間の潜水艦基地封鎖に成功した。そしてまた、スコットランドの議会でも反核を掲げる党が勝利し、核廃絶への可能性がかつてないほど高まっている。
14 現代の核の脅威
いまだに冷戦時代の古い核戦争のイメージを頭に描き続けて核軍縮に異を唱える政治家たち。しかし、現代の核戦争のリスクは、そんな古い政治家のイメージとは異なる部分にある。
16 核兵器の歴史<NIJ>
マンハッタン計画から広島・長崎、原水爆実験の時代から核抑止力で相互確証破壊(MAD)に陥った冷戦時代、そして市民の反核運動など、核兵器をめぐるこれまでの動きを振り返る。
19 核廃絶を目指して<オンラインリポートに掲載>
世界の反核運動の情報。
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【Special Feature】
22 大もうけ! ようこそギャンブルの世界へ
ギャンブルをやめられない依存症と、資本主義における投機的衝動の類似性をひもとく。
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25 世界のニュース
国旗の柄はすべて違法(西パプア)/ミネラルウォーターに見るスターバックスとペプシの偽善(米国)/工場労働者のストライキ(ベトナム)/危険なナノテクノロジーが食品に(米国)/ほか
28 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
乗り物は変われど人は変わらず。
29 社会を揺さぶる人々
2005年タイム誌で、米国で最も影響力のある福音主義者25人のひとりに選ばれたブライアン・マクラーレン。彼はこれまで、社会正義と世界的な正義にこだわって執筆、講演活動を行ってきた。
30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介
32 南の国からの一コマ
Qudsの日のテヘラン(イラン)の路上で撮った、アクロバットのパフォーマンス。
33 ニューデリーで考える
貧しい人でも拒まず、政治思想の違いによって分け隔てることもなく、いかなる人でも診察することをモットーとしてきたインドのBinayak Sen医師。彼は、共産主義者とのつながりを疑われて警察に逮捕されてしまった。だが、この不当逮捕には多くの人々が異を唱えている。なぜ政府は、このような個人を恐れるのだろうか? また、個人を排除しても世論を沈黙させることはできないことがなぜ分からないのだろうか?
34 エッセー:地球温暖化と古いパブ
地球温暖化を考えるときに忘れがちな視点を考える。
36 世界の国のプロフィール:ウズベキスタン<NIJ>
≪New Internationalist Japan No.100 目次≫
(本文は日本語です)
2 イントロダクション ─ 過去の「もしも」と未来の「もしも」
4 環境問題という核廃絶の突破口(NI p4〜7の翻訳)
17 核兵器─その事実(NI p8〜9の翻訳)
25 核兵器の歴史(NI p16〜18の翻訳)
【日本発のリポート】
38 日本にとっての核軍縮─「反・反核国家」の背景 河辺一郎(愛知大学)
日本政府は、核廃絶は日本の国是等の言葉を繰り返し表明してきた。しかし日本政府が真摯に核軍縮に取り組んだことはない。それどころか、具体的な核軍縮に向けた努力に対しては否定的な姿勢を示すことも多く、特に核兵器の違法性を問うような動きには敏感で素早く反発する。ところが、このような発言と行動の間の矛盾は十分には認識されてこなかった。
そこでここでは、日本の政治状況を振り返り、歴史的な流れをふまえながら問題を整理する。
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【NIジャパン 100 号記念特集】
53 ノーモア! ヒロシマ、ナガサキ。そして未来へ
アンケートとデータで見る日本の反核グループの動向と希望 + 団体&映画情報
68 「9条世界会議」開催!
72 被爆国=日本からの発信 No! 原水爆を知る・学ぶ、子どもの本 +書籍情報
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76 世界の国のプロフィール:ウズベキスタン


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