雑誌バックナンバー
New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.421

誌名: New Internationalist(ニューインターナショナリスト) No.421

創刊: 有限会社インティリンクス
発売日: 2009年05月10日

価格: 1,000円

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雑誌紹介

世界の貧困や不公正な現状を報告するため、英国の非営利団体であるOxfam、Christian Aid、Cadbury and Rowntree Trustsの支援によって1973年に創刊され、現在世界で8万人に愛読されている月刊誌です。世界の重要なテーマの中から毎月一つを選び特集を組んできました。これまでに、フェアトレード、援助とバングラデシュ、イスラム、エイズ、国連、大企業の影響、食料と農業経営、石油パイプライン、平等の歩み、気候変動、生命に忍び寄る特許など数多くの特集を組み、開発途上国の現場で起こり始めている見逃せない変化から、すでに大きな流れとなっている国際情勢まで幅広いトピックをカバーし、斬新な鋭い切り口で問題を報告・分析してきました。そして毎号NIとセットでお届けしている日本版冊子『New Internationalist Japan』では、読者の皆さんが理解を深め活用しやすいようNIの英語情報を日本語で補完しています。NI&NI-Japanは、通常のメディアの報道に物足りない方、国際協力や教育、市民活動に関わる方、勉強や仕事などで社会問題や国際情勢の情報源を求めている学生や社会人の方々に役立つ雑誌です。


概要

人が中心の社会をつくろう ─ 金融危機からもうひとつの世界へ
Put people first
●今号の内容●
銀行、家、仕事、市場、カネ、クレジット、金融、経済、税制、環境。今、すべてにおいてこれまでのありかたを考え直し、新しいもうひとつの世界に向かうためのチャンスが訪れている。市場が決めると言われ、株主利益が優先され、実は専門家でもよく理解していなかった金融商品がはびこっていた世界金融市場が崩壊し、世界はその対応に追われている。世界の政府は、「古き良き時代」を懐かしんでそこへ戻ろうと金融システムの立て直しと経済の活性化を図り、銀行や大企業に対する莫大な公的資金注入や景気対策に税金をつぎ込んでいる。だが、環境を破壊し、貧富の格差を広げ、世界中でさまざまなあつれきを生み出してきたかつての仕組みに戻る必要はない。新たな可能性の時代に向け、大多数の人々に配慮する人が中心の社会について模索し、私たちが住みたいと望む社会のつくり方について考えてみる。
*英語版「New Internationalist」と、NIから厳選した記事の翻訳を中心に日本の情報も掲載した「NI日本版」をセットでお届けしています。
◆ NI英語版/日本版 2009年4月号 ◆
≪New Internationalist No.421 目次≫
(本文は英語です)
*<>の表示がある記事は、日本版に全訳もしくは要約記事が掲載されています。
2 読者の声
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【Special Features】
4 北朝鮮:人々の意外な素顔<NIJに要約>
世界で最も閉鎖的で謎が多い国、北朝鮮。開発援助スタッフとして3年間そこで暮らしたフランス人の筆者が、その国と人々の素顔を報告する。
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9 ビッグバッドワールド(風刺漫画)
気候変動への取り組みについて。
10 世界のニュース<NIJに一部要約>
「未亡人のお清めをする男性募集」(ケニア)/音楽が死ぬ日(検閲行為)/世界銀行が破壊した生活(アルバニア)/チョコレートの奴隷(企業)/ほか
12 オンリー・プラネット(4コマ漫画)
13(i) 可能性の時代<NIJに全訳>
金融危機はこれまでの制度の崩壊を招き、多くの国と人々に困難をもたらし、その影響は計り知れない。しかし、100年に一度の大きなほころびだからこそ、私たちにはこれまでと違った考え方で新しい制度の構築を目指すことができるチャンスとなる。今後はどのような世界を目指して進むべきなのか。その道を探る。
18(vi) 崩壊劇 ─ その事実<NIJに全訳>
自由市場原理主義によって壊れてしまった世界を、銀行、気候変動、雇用、不平等の点からデータで探る。
20(viii) 裸の王様<NIJに要約、一部をオンラインリポートに掲載>
銀行、家、仕事、市場、カネ、クレジット、金融について、その現実、あるべき姿、より良い形への処方箋、私たちにできることを分析・提案する。
28 アクション
キャンペーン、活動団体、参考情報への入口。
29 ワールドビーターズ
これまで6回もの暗殺をくぐり抜けてきたエジプトのホスニ・ムバラク大統領。強権で27年間国を支配してきたが、その結果、腐敗、自由と言論の抑圧、国民の政治的無関心、イスラム原理主義の台頭などの問題を抱え、80歳になる彼自身も後継者を探す時期にきている。
30 ミクスト・メディア
本・映画・音楽の紹介
32 南の国からの一コマ
マレーシアの児童養護施設の割れたガラスに映る子ども。
33 社会を揺さぶる人々
インドの繊維工場で搾取されて働かされる子どもたちを保護して支援するSAVE(Social Awareness and Voluntary Education)のビヤクラ・マリーへのインタビュー。
34 エッセー:野蛮な環境保護主義
再生可能な自然の材料だけを使った泥の家に住み、環境負荷の低い生活をしてきインドのOudの人々。そこへ政府と世界銀行がやってきて、その地域を「野生生物保護区」に指定し、彼らの暮らしは一変してしまった。
36 世界の国のプロフィール:ガーナ
≪ニュー・インターナショナリスト日本版 109号 目次≫
(本文は日本語です)
1 KEYNOTE:可能性の時代(NI p13-17の翻訳)
金融危機はこれまでの制度の崩壊を招き、多くの国と人々に困難をもたらし、その影響は計り知れない。しかし、100年に一度の大きなほころびだからこそ、私たちにはこれまでと違った考え方で新しい制度の構築を目指すことができるチャンスとなる。今後はどのような世界を目指して進むべきなのか。その道を探る。
6 崩壊劇 ─ その事実(NI p18-19の翻訳)
自由市場原理主義によって壊れてしまった世界を、銀行、気候変動、雇用、不平等の点からデータで探る。
8 裸の王様(NI p20-28の要約)
銀行、家、仕事、市場、カネ、クレジット、金融について、その現実、あるべき姿、より良い形への処方箋、私たちにできることを分析・提案する。
12 アクション! ─ 何かする・もっと知る
日本の団体と参考ウェブサイト、本、資料などの情報。
13 日本人の動き
〜企業やカネではなく人が中心の社会を築いていくにはどうしたらいいのか
いろいろな場所で、多様な考え方に基づき、課題を乗り越えようと活動する、さまざまな個人・団体の話を聞いてみよう
今月のインタビュー団体
・「協同労働の協同組合」法制化をめざす市民会議
・女性・市民信用組合設立準備会
14 今月のフォーカス(NI p4-8の要約)
北朝鮮:人々の意外な素顔
世界で最も閉鎖的で謎が多い国、北朝鮮。開発援助スタッフとして3年間そこで暮らしたフランス人の筆者が、その国と人々の素顔を報告する。
15 世界のニュース(NI p10、12からの要約)
・チョコレートの奴隷(企業)
・音楽が死ぬ日(検閲行為)
・「未亡人のお清めをする男性募集」(ケニア)
16 編集後記、次号のお知らせ、ほか


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