雑誌バックナンバー
CGWORLD Vol.57

誌名: CGWORLD Vol.57

創刊: ワークスコーポレーション
発売日: 2003年04月29日

価格: 1,280円

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雑誌紹介

TV、CF、映画、ゲーム・・・、今や映像制作を語る上で欠かせないコンピュータグラフィックスやデジタル映像編集の技術。本誌は、こうしたデジタルによる映像制作に必要なノウハウ、最新製品情報、業界動向を全世界的にサポートして、情報提供を行います。


概要

第1特集
表情の奥底に潜むダイナミズム
◆解剖学から始めるフェイシャルアニメーション◆
我々は普段なにげないときにでもさまざまな表情を見せるし、ちょっと演技がけた笑顔や苦痛の表情を浮かべることも少なくないだろう。コミュニケーションの1つであり、その人の状態を一目で分からせることのできる、偉大なインターフェイスだ。もちろんそれは演技の世界でも変わらないし、作り出し何かを伝えるものであるCGにしても欠くことのできないファクターだ。だが、一口に表情といっても非常に難しく、また「うまい」と思えるものが非常に少ないのも事実だ。
本特集では、表情づくりの基本となる顔や表情筋のメカニズムを図解を交えて徹底解説。その上で、実際にCGソフトによってコントロールするためのテクニックを紹介。また、世界のプロダクションが取り組んでいる表情の実際、心理学面から見る表情の解析などを紹介する。
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第2特集
負けたくないし、負けてない!
◆低価格ソフト狙い撃ち◆
たとえば約4万円のCARRARA STUDIO 2には、フォトンマップによるグローバルイルミネーションとコースティクスが搭載されているし、10万円のplasmaは3ds maxの物理シミュレータreactorのリジッドボディと同じものを積んでいる。もっと価格が下がったところで約1万円の六角大王Super3には、写真からモデリングできてしまう「人体作成機能」なんて面白便利機能が……。
ソフト全体としてみれば、多機能・高機能のパッケージであるハイエンドソフトには叶わない部分もあるかもしれないが、個別機能を見ていけば素晴らしい世界が開けている。しかも安価だし、目的別サブソフトとしていかが? といった製品を作例とともに紹介。
また、「マジカルスケッチは、本当に絵を描くようにモデリングできるのか?」ということで、マンガ家のあずまきよひこ先生にキャラクターを描いてもらったりも!
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巻頭記事
◆IMAGINA2003グランプリ受賞作『Tim Tom』◆
CGをテクニカルではなく映像面から評価する祭典、imagina。2003年2月に開催された同フェスティバルのグランプリに輝いた作品は、なんと2人組の学生が制作したものだった! 2人が作り上げたその作品と世界、そして制作意図についてインタビュー。
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新連載
◆ベーシック・デッサン◆
CGクリエイターに必要とされているアナログスキルのうち、重要なものの1つ「デッサン」。学校に通わないと知ることのできなかった深いところまで、毎月丁寧に解説していきます。第1回は、チョコエッグのプードルをモチーフに、実際に描いてみるところからスタート。
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イレギュラー
●『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』そこで使われた技術に迫る
注目映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のメイキングに迫る! あのニュージーランド潜入取材から1年、LOTRを制作したWETAを知り尽くしたスタッフによる、どこよりも濃いメイキングをお届け!
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レギュラー
●表紙
●Cover Story
「あどけない笑顔ほど、難しいものはない」
●PICKUP TOPICS
CGWORLDとして注目したい、製品からイベント、
業界動向などを紹介していく新コーナー。今月の注目は、
・フィルタを自動洗浄するエアコン、「nocria」
・ついに登場! Blu-rayレコーダ
・アニマトリックス『THE FINAL FLIGHT OR OSIRIS』のVFXスーパーバイザー直撃
・メタノール型燃料電池とは?
など、気になるTopics満載。
●Road Show
編集部オススメの映画を紹介。
今号の注目は
『S.T.X/ネメシス』『デアデビル』『クローサー』。
●絵コンテ描こうぜ!
プロに聞く、絵コンテ制作の秘訣。
GLAYの新曲「いつか」のプロモーションビデオを取材。
4分割された画面で、各メンバーがそれぞれの個性を出しながらも、関わっていくというちょっと不思議な映像。
これはどのように設計され、演出されたのか? 
ディレクターの辻川幸一郎氏に話を聞く。
●TV & CM Report
テレビ東京で放映されるアニメーション『FIRESTORM』の制作舞台裏へ。
セルアニメーションの中にCGをどのように入れていくのか、またその制作体制は? 
CG制作を担当するDMLに取材。
●必殺テクスチャイリュージョン
3ds max 5とPhotoshop 7.0を使って、
テクスチャの作り方次第でいかにCGが優れたものになるのかを解説。
「軍隊アリの急襲」
アリの群れを描きます。max5の新機能、UVWアンラップの活用や、カメラからの距離に応じて
どのようにモデルを配置するかなどを紹介。また合成する際に、フォグを活用した
距離マップ制作や、被写界深度設定のテクニックを解説。
●CGメイキングピンポイントセミナー
LightWave 3D/3ds max/Maya/SOFTIMAGE|XSIを使って、
同じお題のもとに、Tipsを紹介! 各ソフト2ページのボリュームでお届け!
テーマは入学・卒業シーズンということで「セーラー服」。
風になびくスカートの表現法などを解説。
●The Finish Works
CGで作る映像は、レンダリングしてそれで完成ではない。その後、
いかに調整するかで仕上がりは変わってくる……。なにをどう見せたいのか、そのためにはなにが必要なのか?
テーマ:「実写合成の基本を押さえる」
実写撮影した背景に対し、CGで制作したモデルをどのように合成していくか解説。
そこには、トラッキングやスタビライズといった要素や、レンズ効果の作成について宮崎浩和氏がテクを披露。
●海外で働く2
海外で働く日本人クエイリターを追う人気連載。
インタビューだけの構成ではなく、海外に就職する際の有用情報も併記。もっと海外が身近になるはず!
「坂口 亮(Digital Domain)」
『フィフス・エレメント』でVFXに興味を抱き、独学でSOFTIMAGE|3Dを勉強、
スコット・ロス デジタルスクールを経て、デジタルドメインに就職した坂口氏。そこには、並々ならぬ努力が……。
●[短期集中連載]FianlFocus1.0
「合成写真による自然の復元」
フォーカスとはどういうことか、そして被写界深度とは?
実写素材の中にCGを合成していくテクニックを解説。After Effectsの中でいかに素材を切り分けるか、
FianlFocusをどう活用するか、どのようなエフェクトが効果的なのかを岩谷和行氏が紹介。
●アミューズメント映像探検隊
「カオスレギオン」
ゲームでのCGのあり方をリポートするこの連載。
ムービーパートとリアルタイムパートの差を極力無くすために、極致まで施された技巧の数々。
見せるべきところなど、特徴をうまくつかんで作り出されたゲームパート、
空気感を出すために使われたライティングや合成テクなど、みどころ満載。
●キャラに命を吹き込もう!
アニメーションとはなんなのか? CGが一番欠けていると思われる、
キャラクターの動かし方、演技の付け方、見せ方などを図解を通して解説。
「最低でも6パターンの不思議。キャラの基本表現集」
キャラクター設定で重要なのは、ポーズだけではなくその表情も。
キャラクターがどんな性格なのか基本認識として持つことの重要性と、実際のパターンを挙げて説明。
●プロデューサー見聞録
プロデューサーって一体なんなのか? そんな疑問に応える新連載。
第7回は、サントリーウーロン茶の中国語歌詞シリーズなどを手がける、
レコーディングプロデューサーの渡辺秀文氏。心の琴線に触れるような音楽作りと、
時代性を感じられる曲を意識するという氏の目指すところを聞いた。
●DVDを知れ!
 乱立するフォーマットと次々発売されるドライブ。
どれがどのような利点/欠点を持つのか、その使い勝手は? ハードウェア&ソフトウェアからDVDを知る連載。
「TMPEGEnc Plus2.5の可能性」
フリーソフトとして始まり、現在はパッケージ販売もしているTMPEGEnc。
エンコーダとしての性能や可能性について追及。
●注目製品一刀両断
新製品レビュー&ロードテストを行なう新コーナー。気になるハード・ソフトの使い心地や性能をレビューを通して紹介。
「Quadro FX 2000 & hp workstation xw5000」「YAPPA 3D STUDIO」
「Movie X Pro」「character studio 4」「NEC Express 5800/54Xa」
●とれたて! プロダクション情報
特集なんかでは紹介されるけど、普段のCGプロダクションや、
TV局のCGルームはどんな仕事をしているの? そんな疑問に応えるべく、業界動向の最先端がわかるページを新設。
今現在手がけている仕事、オンエアされているCMや番組のどのパートを担当したかなど、毎月紹介。今月は
日テレ、フジテレビ、テレビ朝日の民放3局のCGルーム、アニメーションスタッフルーム、イマージュ、
ウィルコドリームスタジオ、白組、デジタフルロンティア、DML、デジワークプラス、ルーデンス。
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読者プレゼント!
今回の目玉は、第2特集で紹介しているplasma、アニメーションマスター Ver.10、
CARRARA STUDIO 2、六角大王Super3。そのほか、Movie X PROなども!


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