雑誌バックナンバー
Orthopaedics(オルソペディクス) 20/2

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 20/2

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2007年02月15日

価格: 2,205円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics. Vol.20 No.2
慢性腰痛の診療
 
慢性痛では何がおこっているか? そしてどう取り組むべきか? 熊澤 孝朗
痛みには症状としての痛み(急性痛)と病気としての痛み(慢性痛症)がある.鎮痛薬が無効な慢性痛症に対しては運動・心理療法による神経系機能の再構築を目指す学際的アプローチが必要である.
慢性腰痛へのアプローチ 村上 孝徳ほか
慢性疼痛の治療において鎮痛の重要性は言うまでもないが,疼痛管理はあくまでも手段であり最終的な目標は,QOLの確保にある.
慢性腰痛に対するリエゾン精神医学アプローチ 五十嵐 環ほか
腰痛の増悪や遷延化には心理社会的因子が深く関与している.慢性化した腰痛の治療においては,集学的・多面的アプローチであるリエゾン精神医学アプローチが必要となる.
慢性腰痛と労災補償―問題点と対応 小西 宏昭
慢性腰痛の病理学的変化と労災認定の法律上の解釈の間には,未解明の要素が多い.我々は両者の知識を得ることで労働者の慢性腰痛の救済に寄与することができる.
慢性腰痛患者の生活指導 川上 俊文
アンケート調査で,日常生活における慢性腰痛の増悪因子を明らかにした.そのうえで「弱い腰力」に対処する3つのポイントを指摘し,対処法を示した.
慢性腰痛に対する薬物治療 笠井 裕一ほか
慢性腰痛患者に対して使用される代表的な薬剤を述べ,それらを投与する際の重要かつ注意すべきポイントについて述べた.
慢性腰痛に対するAKA-博田法 住田 憲是
関節運動学的アプローチ(AKA-博田法)は慢性腰痛に対して,その原因解明と治療法に大きな進歩をもたらした.
慢性腰痛に対する鍼治療―適応と限界― 山口  智
鍼治療は,疼痛の改善や筋緊張の緩和などに寄与する安全で副作用の少ない治療法である.慢性腰痛の疼痛を改善するとともにQOLの向上も示され,現代医療において有用性の高い治療法と考える.
慢性腰痛に対する神経ブロック治療―適応と限界― 大谷 晃司ほか
神経ブロックは,その適応と効果,および限界を熟知したうえで行えば,慢性腰痛に対する有効な治療となりうる.
慢性腰痛に対する手術治療―適応と限界 柳橋  寧ほか
慢性腰痛症に対する脊椎インストゥルメンテーション手術例の臨床症状,画像所見,治療成績を評価し,筆者らの慢性腰痛に対する手術治療の適応と限界について述べた.


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