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Orthopaedics(オルソペディクス) 20/6

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 20/6

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2007年05月15日

価格: 2,205円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics. Vol.20 No.6
高齢者の大腿骨遠位部骨折治療マニュアル
 
高齢者大腿骨遠位部骨折に対する保存的治療法 斎藤 政克ほか
高齢者においては保存的治療の対象が「ほとんど転位のない症例」か「問題のある症例」に二極化している.後者に対しては治療のゴールは機能回復よりも疼痛や介護面の改善を図ることが優先される.
高齢者大腿骨顆部部分関節内骨折に対する手術治療 野田 知之ほか
高齢者の大腿骨顆部部分関節内骨折は粗鬆骨に対する内固定法の選択を含め,骨質や骨折型に応じた治療戦略が必要とされる.本骨折に対する治療戦略につき論述する.
高齢者の大腿骨遠位部骨折に対するconventional methodによる
プレート固定法 増山  茂
高齢者の大腿骨遠位部骨折に対する従来法によるプレート固定法では,骨粗鬆症に対する対策を考慮しなければならず,安易に行えば合併症が生じて成績不良となる.このため,種々の工夫が必要
である.
高齢者の大腿骨遠位部骨折に対するMIPO法の実際 長野 博志
高齢者の大腿骨遠位部骨折に対するMIPO(minimally invasive plate osteosynthesis)の適応,手術手技,ピットフォールなどについて自験例を交え述べた.
高齢者の大腿骨遠位部骨折に対するMIPO法
 ―conventional plateとlocking plateの比較― 小川 健一ほか
Locking plateを使用したMIPOは,conventional plateを用いた場合に比べ整復位の損失が少ないため,骨折部にgapを残さないよう,ある程度短縮変形を許容し骨性整復位を獲得する必要がある.
高齢者の大腿骨遠位部骨折に対する髄内釘固定法 酒本 佳洋ほか
逆行性髄内釘を用いた高齢者の大腿骨遠位部骨折について報告した.対象の81例中77例で良好な骨癒合を得たが,可動域に関しては関節内骨折,粉砕骨折群ではやや不良となる傾向にあった.
高齢者の大腿骨顆上骨折に対するエンダー釘の適応と限界 山路 哲生ほか
エンダー法は手術器械が単純で安価な一方,釘先端の分散や深度などの手技に十分注意を払わないと結果が思わしくない場合もある.本稿では基本的な手術手技と応用について述べる.
高齢者の全人工膝関節周囲骨折に対する観血的治療法 佐藤  徹ほか
高齢者のperi-TKA骨折に対する観血的治療法の第一選択はIMSC nailであるが,適応外症例も増加している.ロッキングプレートを使用したMIPO法は著明な骨粗鬆例でも比較的強固な固定性を維持することが可能である.
高齢者における大腿骨顆部・顆上骨折治療後の合併症と治療 中村 光伸
合併症は幾つか複合しており治療方法も組み合わせになる.我々は幾つもの治療方法の一長一短を理解し修得する必要がある.その中から,個々の患者の人生観や生きるバックグラウンドに最も適した治療方法を選択する必要がある.
大腿骨顆上骨折に対する人工膝関節置換術 西郷嘉一郎ほか
大腿骨顆上骨折に対して,受傷前にTKAの適応がある症例に対して,逆行性髄内釘による観血的整復固定術とTKAを一期的に行い良好な成績であった.


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