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Orthopaedics(オルソペディクス) 20/9

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 20/9

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2007年08月15日

価格: 2,205円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics. Vol.20 No.9
腰椎分離症診療マニュアル
 
腰椎分離症の疫学 尾形 直則ほか
腰椎分離症の自然発生頻度,整形外科外来およびスポーツ医学外来における分離症の遭遇頻度と臨床症状について解説した.
発育期腰椎分離症・すべり症の発生メカニズム 西良 浩一ほか
分離症および分離すべり症は,発育期に発生する.適確な治療,予防法の確立には,そのメカニズムを知っておく必要がある.
腰椎分離症の自然経過 紺野 愼一
すべりの発生時期と腰痛発生とは無関係である.分離症がたとえ小児期に発見されたとしても,少なくとも50歳までの予後は良好であり,運動を制限する必要はない.
腰椎分離症の早期発見と画像診断 渡辺  磨
腰椎分離症の早期画像診断における単純X線検査,CT,MRI,骨SPECTのそれぞれの長所,短所を再検討し,腰椎分離症診断のフローチャートを呈示する.
腰椎分離症の病期と治療方針
 ―思春期腰椎分離症を中心に― 吉田  徹ほか
保存療法は新鮮分離期に骨疲労後の骨吸収期を考慮して行う.たとえ骨癒合が得られなかったとしても,この期の保存療法は分離部の骨萎縮を防止し,将来,すべり症への進展を抑止する.
分離症・分離すべり症に対する手術療法
 ―分離部修復術について― 武政 龍一ほか
分離部修復術は,椎間可動性を温存する小侵襲術式であり,分離部に発痛源を有する若年の偽関節型分離症に有用である.
分離症・分離すべり症に対する手術療法
 ―椎間固定術を中心に― 徳橋 泰明ほか
椎弓根スクリューや椎間ケージの進歩により,腰椎分離すべり症に対して後方法の椎間固定術で安定した治療成績が得られるようになった.手術手技のポイントと治療成績を紹介する.
腰椎分離・分離すべり症に対する最小侵襲手術
 ―特に高齢者に対する顕微鏡下分離部神経根除圧術― 西島雄一郎
腰椎分離・分離すべり症に対する最小侵襲手術としての顕微鏡下分離部神経根除圧術,特に高齢者に対してその手術適応と手技,MRI診断上のScream canal sign.
腰椎分離症とスポーツ 加藤 真介ほか
腰椎分離症は発育期のスポーツ選手の腰痛の大きな原因であり,発生に種目特異性があることが推察できる.治療の基本は保存的治療であるが,分離部修復術が適応となることもある.
腰椎高度すべり症に対する外科的治療 松本 守雄ほか
腰椎高度すべり症の手術治療は困難であるが,近年の椎弓根スクリューシステムとケージの使用により,良好な整復固定が得られるようになっている.


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