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Orthopaedics(オルソペディクス) 21/6

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 21/6

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年05月15日

価格: 2,205円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics. Vol.21 No.6
腰痛に対する予防指導と運動指導
 
腰痛に対する予防的アプローチのEBM 五十嵐 環ほか
EBMの概念・手法と腰痛に対する予防的アプローチのEBMについて述べた.
腰痛とQOL―その評価法および腰痛とQOLの関係,
予防という観点もふまえて― 松平  浩ほか
慢性腰痛では除痛のみにこだわらず,患者の立場に共感しつつ活動性およびQOLを改善する術をともに探り励ます態度が,患者満足度の向上および難治性の慢性痛症への移行の予防になる.
運動器生活習慣病からみた腰痛予防 中村英一郎ほか
肥満,運動不足,喫煙という生活習慣要因は腰痛と関連する因子である.特にdisuse typeの腰痛に生活習慣要因の関与が強い.また,ダイエットと運動は肥満者の腰痛を軽減しQOLを改善する.
作業姿勢と腰痛 宮本 雅史ほか
日常生活や仕事の中で不適切な姿勢や動作,重量物の扱いなどが原因で腰痛を起こす場合があり,正しい姿勢や動作についての知識を持つことが重要である.
腰痛予防としてのストレッチング
―「腰磨き」の一環としての重要性― 山副 孝文ほか
腰痛症発症要因の一つに,不良姿勢から生じる生理的な脊柱アライメントの乱れがある.生理的脊柱アライメントを獲得するためには体幹・下肢筋の柔軟性が求められる.腰痛症予防にどのようなストレッチングを行うべきか詳述した.
腰痛予防としての筋力増強訓練 千田 益生ほか
腰痛に対する筋力強化訓練としては,Williams体操,Pheasantの体操,Active Lumbar Stabilization,アメリカ整形外科学会の体操,および日整会推奨の体操などがあり,慢性腰痛には有効性が証明されている.
腰部脊柱安定化エクササイズによる腰痛治療と再発予防 伊藤 俊一ほか
腰部脊柱安定化エクササイズの理論背景と具体的アプローチに関して概説した.腰部脊柱安定化エクササイズは,急性腰痛から慢性腰痛まで適応可能な効果的運動療法のひとつである.
腰痛予防としての腰椎伸展運動
―主としてMcKenzie法について― 豊田耕一郎
腰痛の運動療法の中でMcKenzie法は力学的作用を利用した評価・診断と治療法である.適切な方向への運動を診断し,最終可動域まで反復して動かすことで効果をあげることができる.自己マネージメント,患者教育にも有用であり,運動を継続することで腰痛の再発の予防にも効果的である.
腰痛予防としての全身調整運動(フィットネス運動) 吉川 一郎ほか
心肺機能向上を含めた運動療法が慢性腰痛の治療にも用いられ,その運動はフィットネス(Fitness)と称されている.それにはウォーキング,ジョギング,自転車こぎなどがある.
チームアプローチによる腰痛予防 矢部 嘉浩ほか
当院で行っている『腰痛クリニック』は,チームアプローチによるNBMを重要視した治療体系であり,患者自身が積極的に治療に取り組み,腰痛管理に臨むことが,再発防止につながる.


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