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Orthopaedics(オルソペディクス) 21/7

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 21/7

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年06月15日

価格: 2,205円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics. Vol.21 No.7
肘関節脱臼・骨折治療マニュアル
 
外傷性肘関節脱臼の治療 田嶋  光
外傷性肘関節脱臼での脱臼型,手術適応,手術手技,殊に内・外側側副靱帯両側の修復,早期運動による拘縮予防と上肢使用の労働者,アスリートでの修復術の必要性を述べた.
治療に難渋する肘関節陳旧性脱臼・脱臼骨折,
上腕骨下端変形治癒骨折・偽関節 伊藤 恵康ほか
肘関節外傷の中で特に治療に難渋する変形治癒,偽関節症例を中心に,その手術的治療の要点を述べた.
不安定型肘関節脱臼・骨折の治療戦略
―尺骨鉤状突起骨折からみた肘複合不安定症― 稲垣 克記
尺骨鉤状突起骨折を中心に,バイオメカニクスの視点から肘関節複合骨折・脱臼に伴う肘不安定症の概念と治療原則を紹介した.
肘関節脱臼後遺障害の治療 正富  隆
脱臼後遺障害として拘縮は機能的に重大な問題であるが,愛護的リハビリテーションにより解決できる.観血的授動術の成績も安定しており,いかに異所性骨化を予防し,最小限に抑えるかが重要である.
上腕骨遠位端骨折の治療・新鮮例(AO分類C型を中心に) 今谷 潤也
上腕骨遠位端骨折のうち,関節内骨折合併型の手術的治療の原則はatraumaticな手術手技,関節面の正確な整復,強固な内固定,術後早期からのリハビリテーションである.
陳旧性上腕骨遠位端骨折の治療(成人例)
―遠位端骨折偽関節を中心に― 佐藤 和毅
成人上腕骨遠位端骨折の陳旧例,特に偽関節に対する筆者の治療法について述べる.偽関節の接合を原則とするが,高齢者で軟骨損傷が著しい例などでは人工関節置換術も選択肢になると考える.
上腕骨顆部骨折の治療 梅田 弘胤ほか
上腕骨顆部骨折では,3DCTなどを使った詳細な術前評価,適切な手術アプローチ,適切な内固定材料の使用,そして症例に応じたリハビリプロトコルのすべての要素が重要である.
橈骨頭・頚部骨折の治療 澤泉 卓哉ほか
橈骨頭・橈骨頚部骨折の治療成績は,近年開発された手術法や手術機材により飛躍的に向上した.本稿では筆者らの手術の実際を骨折型に応じて記載した.
肘頭骨折の治療―手術適応と手術のポイント 佐々木 勲ほか
最も使用頻度の高いTBWは予想外に合併症が多い.粉砕骨折は関節面の正確な整復固定と尺骨長の維持が重要である.手術で使用する内固定具は多岐にわたり,念入りな術前の準備が必要である.
Monteggiaおよび類縁骨折の治療 山中 一良
Monteggia骨折およびその類縁損傷について,分類,診断法,および新鮮例と陳旧例に対して現在行われている治療を概観する.
Essex-Lopresti骨折の治療戦略 中村 俊康
Essex-Lopresti骨折は橈骨頭骨折に遠位橈尺関節脱臼を同時に発症する前腕の脱臼骨折である.本稿ではその受傷機転,臨床症状,治療戦略について概説した.


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