誌名: LiSA（リサ） 2009年7月号 創刊: メディカル・サイエンス・インターナショナル 発売日: 2009年07月01日 価格: 2,310円 この号の購入はこちらへ 最新号の購入はこちらへ

雑誌紹介

自らが読みたい雑誌をつくるという編集委員のポリシーからスタートしたLiSAは，いわゆる医学雑誌とは一線を画し，スタンダードを示すのではな，既存の知識をも新しい切り口で検討し直そうとするもの。一歩踏み込んだ分析，今までとは異なる視点からの解釈を示し，読者の知的欲求に応える「徹底分析」。具体的な提示症例に対し，一般論を抜きに「私ならこうする」をストレートに示す「症例検討」。その他，創刊当時からのモットー“楽しく学ぶ”から生まれた読み物が満載。総合誌リサのテーマは，基礎と臨床，手術室から社会へと広がり，集中治療医や救急医，外科医，看護師，臨床工学技士にも共通の場を提供します。

概要

Life Support
and
Anesthesia
7
2009 VOL.16 NO.07
徹底分析シリーズ
脳外科手術の
Controversies―2 595
東京医科大学 麻酔科学教室 内野 博之
▼術中輸液管理と用いる輸液製剤は
いかにすべきか？ 596
岡山大学病院 麻酔科蘇生科 武田 吉正
▼術中の血糖のコントロールはどうあるべきか？ 600
宇部興産中央病院 麻酔科 森本 康裕・野上 裕子
▼頭蓋内圧亢進患者の脳圧をいかに
コントロールするか？
“過換気” vs “薬物”によるコントロール 606
岐阜大学大学院医学系研究科 麻酔・疼痛制御学分野 熊澤 昌彦・土肥 修司
▼術中の脳モニターは何を使うか？
“脳機能モニター” vs “脳循環モニター” 610
奈良県立医科大学 麻酔科学教室 林 浩伸・川口 昌彦
▼術中，術後の脳保護はいかにすべきか？
“軽度低体温療法” vs “常温（37 ℃前後）”
vs “薬物（麻酔薬，仙台カクテル）” 616
香川大学医学部 救急災害医学 黒田 泰弘
▼術後疼痛管理はいかに行うか？ 620
順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 山口 敬介・井関 雅子
LiSA Aesthetic Salon：632
医師のおしゃれ�B
優雅な身のこなしと美しい言葉で
ニュー上田クリニック 上田 由紀子
急性呼吸不全を考える：634
第 6 回：人工呼吸が肺損傷の原因？
東邦大学医学部 麻酔科学第一講座 落合 亮一
ブックレビュー：626
『さよなら，消費社会−カルチャー・ジャマーの挑戦』
（関本 英太郎）
『FCCS プロバイダーマニュアル』（本田 完）
『理性の限界―不可能性・不確定性・不完全性』
（福家 伸夫）
『ベートーヴェン作曲 交響曲第 6 番ヘ長調 作品 68 《田園》カール ・ベーム（指揮），ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団』（内藤 道一）
症例検討
吸入麻酔薬：
使用時の注意点 643
学校法人慈恵大学 経営管理研究室 安田 信彦
▼手術開始直前の
循環動態の変化に対してどう対処するか 644
北里大学医学部 麻酔科学教室 岡本 浩嗣
▼セボフルランの補〓症例：
低流量麻酔の加湿・加温性能 650
東京医科大学八王子医療センター 麻酔科 平林 剛
東京医科大学 麻酔科学教室 内野 博之
▼術中における体温上昇：
悪性高熱症かうつ熱か？ 654
県立広島病院 麻酔・集中治療科 中尾 三和子
▼導入時の痙攣：
本当に seizure？ 660
東京都立神経病院 麻酔科 中山 英人
▼長時間麻酔の低流量麻酔：
その利点を生かし，
患者の要望にもそう経済的麻酔法 664
安田 信彦
▼コラム：企画担当者のつぶやき 668
安田 信彦
症例報告：ペインクリニック受診後に発症した激しい頭痛：670
硬膜外ブロック時に
空気が注入されたと思われる症例
福岡徳洲会病院 麻酔科 海江田 令次
国際蘇生科学シンポジウムを振り返って：672
救急蘇生のガイドラインは
誰が決めてるのか？
京都府立医科大学 麻酔科学教室 溝部 俊樹
救急救命九州研修所 畑中 哲生
知識をいかに体系化するか：676
頭脳とパソコン：
頭脳の特徴はネットワークか
帝京短期大学 諏訪 邦夫
Pharmacognomy への招待：678
（RS）-1-（4-Hydroxy-3-hydroxymethylphenyl）-
2-[6-（4-phenylbutoxy）hexylamino]ethanol
1-hydroxy-2-naphthoate
帝京大学医学部 薬理学講座 中木 敏夫
Editorial 拝見：680
リサクラブ：
●掲示板 682 ●ヒューストン留学記42 インフルエンザの棲家 石黒 達昌 688 ●LiSA 投稿規定 690 ●from LiSA 691 ●次号目次 692