誌名: LiSA（リサ） 2010年12月号 創刊: メディカル・サイエンス・インターナショナル 発売日: 2010年12月01日 価格: 2,310円 この号の購入はこちらへ 最新号の購入はこちらへ

雑誌紹介

自らが読みたい雑誌をつくるという編集委員のポリシーからスタートしたLiSAは，いわゆる医学雑誌とは一線を画し，スタンダードを示すのではな，既存の知識をも新しい切り口で検討し直そうとするもの。一歩踏み込んだ分析，今までとは異なる視点からの解釈を示し，読者の知的欲求に応える「徹底分析」。具体的な提示症例に対し，一般論を抜きに「私ならこうする」をストレートに示す「症例検討」。その他，創刊当時からのモットー“楽しく学ぶ”から生まれた読み物が満載。総合誌リサのテーマは，基礎と臨床，手術室から社会へと広がり，集中治療医や救急医，外科医，看護師，臨床工学技士にも共通の場を提供します。

概要

Life Support
and
Anesthesia
12
2010 VOL.17 NO.12
徹底分析シリーズ
麻酔薬は敵か味方か 2
麻酔薬の二面性に迫る ！
東京医科大学 麻酔科学教室 内野 博之
▼麻酔薬は神経保護作用がある
◎吸入麻酔薬の神経保護作用：
プレおよびポストコンディショニング効果で
致死的虚血が防げる
奈良県立医科大学 麻酔科学教室 川口 昌彦
◎静脈麻酔薬の神経保護作用：
脳虚血による影響をいかに減じるか
宇部興産中央病院 麻酔科 森本 康裕・原田 郁
◎局所麻酔薬の神経保護作用：
リドカインの毒性と保護作用
秋田大学大学院医学系研究科 麻酔・蘇生・疼痛管理学講座 合谷木 徹
▼麻酔薬の神経に障害を及ぼす可能性
◎麻酔薬の神経毒性：
発達期の GABA 受容体に
及ぼす影響からの分析
浜松医科大学医学部 生理学第一講座 福田 敦夫
◎麻酔薬の傷害作用機序：
細胞内 Ca2＋ 恒常性への影響と
ミトコンドリア機能不全からの分析
東京医科大学 麻酔科学講座 石崎 卓・内野 博之
▼副作用のない麻酔は可能か？
麻酔と医療への冬眠応用の可能性
玉川大学学術研究所 近藤 宣昭
LiSA Aesthetic Salon：
年末のオシャレ
一年の締めくくり
パーティーはちょっとオシャレに颯爽と
ニュー上田クリニック 上田 由紀子
バンクーバー便り
40 歳過ぎからはじめる海外留学
第 5 便：Vancouver Acute での
術前評価
東京医科歯科大学医学部附属病院 麻酔・蘇生・ペインクリニック科
Department of Anesthesia, Vancouver General Hospital 石川 晴士
ブックレビュー：
『大島渚と日本』（関本 英太郎）
『俳句で綴る家庭の医学 -診療歳時記』（福家 伸夫）
『グリーグ作曲≪ピアノ協奏曲 イ短調≫作品 16
ディヌ ・リパッティ（ピアノ），アルチェオ ・ガリエラ（指揮），
フィルハーモニア管弦楽団』（内藤 道一）
症例検討
管理に悩む
リスクがある患者の
麻酔 1
慶應義塾大学医学部 麻酔学教室 津崎 晃一
▼右胃大網動脈を用いた OPCAB 後の胃全摘術：
術式・麻酔法を外科医と綿密に相談し，
機械的補助循環を併用した全身麻酔を
東京医科歯科大学医学部附属病院 麻酔・蘇生・ペインクリニック科 伊藤 裕之
東京医科歯科大学大学院 心肺統御麻酔学分野 槇田 浩史
▼喘息合併患者の扁桃腺摘出術：
イメージトレーニングがイザという時の
患者と麻酔科医を救う！
北海道大学大学院医学研究科 麻酔・周術期医学分野 安藤 聡子・森本 裕二
▼AS を合併した高齢者の大腿骨頸部骨折手術：
心保護と早期離床を目指した麻酔管理
高知大学教育研究部医療学系医学部門 麻酔科学講座 河野 崇・横山 正尚
▼多発性硬化症合併患者の股関節全置換術：
術前の神経症状を十分把握しておくこと
区域麻酔は利益が上回らなければ避ける
岩手医科大学医学部 麻酔学講座 永田 博文・鈴木 健二
手術着を捨てよ 町へ出よう：
サーキットレスキュー
江東病院 麻酔科 三浦 邦久
海外医療支援の現場から：
ともに働く人々：
ノンメディカル編
三浦 由紀子
知識をいかに体系化するか：
言葉の変遷：
新しい用語と使い方の変化：
クロストークなど
帝京短期大学 諏訪 邦夫
治療薬アラカルト：
最近の話題：
モノクローナル抗体医薬品の
アナフィラキシーショック
帝京大学医学部 薬理学講座 中木 敏夫
Editorial 拝見：
リサクラブ：
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