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Derma(デルマ) 7月号

誌名: Derma(デルマ) 7月号

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2007年07月15日

価格: 2,520円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、さらにオールカラーで、大きく、より見やすくレイアウトし、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。開業の先生方から絶大な人気!


概要

Monthly Book Derma. No.129
実践創傷治療ABC
 
傷治療の基本手技と実際 夏井  睦
筆者が提唱する外傷や熱傷の治療,それが湿潤治療であり,消毒をせず創面の乾燥を防ぐ治療である.
ここではその理論的説明,具体的な治療方法について説明する.
CDC surgical site infection防止ガイドラインと適応 吉田 祐一ほか
1999年に公開されたCDCによるSSI(surgical site infection)防止のための
ガイドラインに示された術前・術中・術後の勧告と適応を述べた.
創傷治癒と局所因子 浅井  純ほか
創傷管理では,創傷治癒の機序と創傷治癒に影響する因子を理解したうえで,
最適な管理を行う必要がある.皮膚創傷治癒の機序について局所的な因子を中心に解説した.
創傷治癒と全身因子 梅林 芳弘
治りにくい潰瘍を診るときは,局所の状態のみに目を奪われることなく,
一歩引いて背景にある全身因子(各種疾患や薬剤など)に配慮する必要がある.
創傷治癒と栄養 合田 文則
創傷治癒には,十分な栄養,特に蛋白質,水分,アルギニンやグルタミン,ω−3系脂肪酸,
ビタミンC,A,および亜鉛,銅,鉄が不可欠である.
皮膚潰瘍の鑑別と治療 小野 一郎
潰瘍の治癒過程を増殖因子で制御可能であるという立場に立ち,
治癒までの期間短縮といういわば一面的な視点を越えて長期間観察後の瘢痕の状態がどのようになるのかを観察し,
学びながら治療に当たるという姿勢が重要である.
褥瘡の評価と治療 石川  治
褥瘡局所治療のポイントは壊死組織を除去して肉芽形成機転を胎動させ,
細菌感染と滲出液を適切にコントロールすることにより,肉芽組織の増生と上皮化を図ることである.
被覆ドレッシングと人工皮膚 井上  肇
再生医療技術を用いた自家培養表皮,同種培養真皮移植による創部管理法は,乾燥療法,
湿潤療法に加え第三の治療法として今後の創傷治療戦略の大きな手段となるであろう.
フットケア 末木 博彦
足部皮膚潰瘍の治療や予防においては,立位や歩行に伴う加重と反復する刺激を緩和するための
フットケアが重要である.履物,皮膚・爪疾患の治療,患者教育がポイントである.
肥厚性瘢痕・ケロイドを予防するには―縫合を中心に 内藤 素子ほか
きれいな縫合を行うには創縁の処理が必要で,埋没縫合終了時点で創が密着していることが重要である.
また,安易で不適切な創傷一次縫合は肥厚性瘢痕を招くことを認識する.


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