雑誌バックナンバー
Derma(デルマ) 2月号

誌名: Derma(デルマ) 2月号

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年02月15日

価格: 2,520円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、さらにオールカラーで、大きく、より見やすくレイアウトし、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。開業の先生方から絶大な人気!


概要

Monthly Book Derma. No.136
皮膚科医による膠原病診断と治療
 
抗核抗体の読み方 室  慶直
抗核抗体検査のオーダーの仕方や結果の正しい解釈の方法の理解は,
膠原病の正確な診断や経過観察のためのみならず,過剰な検査を避けるためにも極めて重要な事項である.
全身性エリテマトーデスの皮疹のみかた 土田 哲也
SLEの特異的皮疹は,慢性型,亜急性型,急性型に分類され,確定診断に重要である.
非特異疹は循環障害を基盤とする皮疹が多く,早期診断に役立つ.
エリテマトーデスの治療 古川 福実ほか
基本は,副腎皮質ホルモンの全身投与である.さらに,過去の総括(厚生労働省研究班)によれば,進行阻止に効果があったものとして,
(1)PSLのパルス療法,
(2)サイクロフォスファミドの間歇大量療法の有用性,などがある.
皮膚筋炎の皮疹と自己抗体の臨床的意義 藤本  学
皮膚筋炎は,皮疹と自己抗体の両方の視点から診断していくことが重要であり,
それにより皮膚筋炎のサブセットに分類することが診療上有用である.
皮膚筋炎の治療 沢田 泰之
皮膚筋炎は皮膚科医が中心となって診断治療していかなくてはいけない疾患である.
治療する方に役立つように,使用法・使用量に注意してまとめた.
全身性強皮症の病型分類・早期診断 長谷川 稔
全身性強皮症の病型分類や早期診断には,抗核抗体や皮膚所見が手がかりとなる.
診断基準にとらわれると早期例を見逃すことがあるので,注意が必要である.
全身性強皮症の治療 小村 一浩
強皮症は不均一な疾患である.強皮症患者のための“オーダーメイド治療”に関して,
近年の文献的知見などを基に考察した.
抗リン脂質抗体症候群の診断と治療 山崎 雅英
抗リン脂質抗体症候群は網状皮斑や難治性皮膚潰瘍など特徴的な皮膚所見があり,
皮膚科受診を契機に診断されることも少なくない.
免疫抑制療法は無効であり,強力な抗凝固療法,抗血小板療法が行われる.
ステロイドの使い方 小寺 雅也
ステロイド剤の概要,ステロイド剤の基本的な使用法,薬物相互作用,ステロイド性骨粗鬆症の治療ガイドライン,
頻度の高い副作用,日和見感染症,妊娠時・授乳時の注意点.
免疫抑制剤および新規治療剤の使い方 小川 文秀ほか
膠原病治療に必要な免疫抑制剤・免疫グロブリン大量静注療法について副作用も含めて説明する.


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