雑誌バックナンバー
Derma(デルマ) 5月号

誌名: Derma(デルマ) 5月号

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年05月15日

価格: 2,520円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、さらにオールカラーで、大きく、より見やすくレイアウトし、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。開業の先生方から絶大な人気!


概要

Monthly Book Derma. No.139
接触皮膚炎診療マニュアル
 
接触皮膚炎の背景―なぜ起こるか,どんなときに疑うか― 乾  重樹
接触皮膚炎の特殊型として摩擦皮膚炎について解説した.さらに最近の接触皮膚炎の症例報告を参考に,
実地の臨床においてどんなときに諸家が接触皮膚炎を疑うのかをまとめた.
パッチテストの実際―手技と判定のノウハウ― 河合 敬一
パッチテストは接触アレルギーの診断に最も有用な検査法である.
パッチテストの方法と判定・評価などの実際について解説する.
金属と接触皮膚炎―金属アレルギーをどう扱うか― 足立 厚子
歯科金属や食事中に含まれ,口腔粘膜や消化管より体内に吸収される微量金属に対するアレルギーによりさまざまな発疹が出現し,
その摂取制限により軽快する.これを全身型金属アレルギーと呼ぶ.
家庭用品・家屋と接触皮膚炎―原因の推定・決定と対処― 鹿庭 正昭
家庭用品・家屋によって発生した接触皮膚炎の原因解明において,
過去に発生した接触皮膚炎の事例報告とともに,原因化学物質の「化学物質等安全データシート」(MSDS),
原因製品の製品表示などを十分チェックすることが,原因解明の第一歩である.
化粧品・医薬部外品と接触皮膚炎―化粧・ヘアケア用品の知識と対処― 杉浦真理子ほか
化粧・ヘアケア用品の接触皮膚炎の場合,原因を検索して,その原因を回避し,
代替品を使用することが重要である.
植物と接触皮膚炎―かぶれやすい植物と環境― 西岡 和恵
アレルギー性接触皮膚炎の原因となる植物についての知識は有用である.
パッチテストで植物そのものを用いる場合に,注意すべきポイントがある.
減感作についての知見があり,治療法としての確立が期待される.
医療と接触皮膚炎―かぶれやすい医薬品・医療用品の知識と対処― 島田 遼子ほか
日常使われている医薬品による接触皮膚炎の8例について報告した.
全身に広がる接触皮膚炎―特殊な接触皮膚炎の理解と対処― 夏秋  優
全身に広がる接触皮膚炎として,自家感作性皮膚炎,全身性接触皮膚炎,
接触皮膚炎症候群,baboon syndromeなどがあり,個々の特徴や具体例について解説した.
産業と接触皮膚炎―職業病とどう向き合うか― 関東 裕美
職業性接触皮膚炎では我々皮膚科医が皮膚テストを積極的に実施すべきである.
原因物質の追及により,予後を見通しての治療,適切な生活指導をする責任があると考えている.
いわゆる手湿疹をめぐって―原因・悪化因子と対処法― 加藤 則人
手の皮膚は乾燥しやすく,さまざまな刺激やアレルゲンに曝露されるため,
湿疹が生じやすく難治である.治療も薬物療法だけでなく,原因検索や生活指導などが必須である.


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