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Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 11月号

誌名: Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 11月号

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2007年11月15日

価格: 2,520円

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雑誌紹介

日々のリハビリテーション外来ですぐに実践できるように、毎号1つのテーマだけを全国の精鋭の執筆陣がわかりやすく解説。図表を多用したわかりやすい誌面と、今日の時代の要望に応えたテーマにより品切れが相次ぎ、増刷する雑誌。


概要

Monthly Book Medical Rehabilitation. No.86
電気・磁気刺激によるリハビリテーションへの応用
 
脳卒中の回復とTMSによるcortical mapping 衛藤 誠二ほか
TMSによるマッピングにより,脳卒中後の脳の神経再構築の状態や,
麻痺を改善する治療による大脳皮質の変化を調べることができる.
rTMSとtDCSによる運動野における可塑的変化 藤原 俊之
TMSならびにtDCSを様々な条件で使用することにより,脳の可塑的変化を起こすことが可能となっており,
脳卒中やジストニアの治療にも応用されつつある.
rTMSによる脳の可塑性変化(高次脳機能障害) 新藤恵一郎ほか
非損傷半球頭頂葉への低頻度rTMSは,半側空間無視を改善しうる新しい治療法として期待されるが,
全例に必ずしも有効ではないため,更なる検討が必要である.
神経変性疾患とTMSの応用 中馬 孝容ほか
神経変性疾患であるパーキンソン病と脊髄小脳変性症について,
経頭蓋磁気刺激による機能評価と現時点での反復経頭蓋磁気刺激による治療の試みの見解について記載した.
TMS,H反射による運動コントロール研究 菅原 憲一
経頭蓋磁気刺激を用いた運動誘発電位とH反射を用いた運動制御解析の方法論を呈示する.
また,遠隔筋促通法に関わる中枢メカニズムの解析の試みを解説する.
片麻痺上肢に対する筋電応答電気刺激(パワーアシストタイプ) 原  行弘
導出した筋活動電位に比例した電気刺激が同一筋に行われるパワーアシストタイプ治療的電気刺激を,
脳卒中片麻痺上肢に対して適応し機能改善効果が認められている.
脊髄損傷における下肢のFES 島田 洋一ほか
機能的電気刺激は先端医療で,制御技術の進歩により脊髄損傷でも従来得られなかった機能を獲得している.
さらに,磁気刺激は,マイクロチップの開発により,電気刺激に代わるものとして期待される.
摂食・嚥下障害に対する頚部筋の電気刺激 加賀谷 斉ほか
頚部筋の電気刺激による舌骨・喉頭挙上再建を解説し,表面電極による治療的電気刺激,
埋め込み電極による機能的電気刺激の可能性について言及した.
電気刺激による筋力増強
―ハイブリッド訓練法の臨床・宇宙医学への応用― 志波 直人ほか
電気刺激を運動抵抗ととらえた運動法,ハイブリッド訓練法は健常人の筋力増強に有効であり,
筋骨格系廃用予防・改善にも有効であることが示唆された.
仙骨神経電気刺激 小倉 隆英ほか
骨盤内臓器の機能障害に対するニューロモジュレーションについて述べ,
排尿障害および月経困難症に対する電気刺激治療の実際を紹介する.
骨格筋電気刺激による末梢循環改善 長坂  誠ほか
骨格筋に対する電気刺激は,血管拡張・血管新生誘導・血管拡張物質放出の機序を介して末梢循環を改善させる.
臨床でも末梢循環改善目的の電気刺激療法が試みられている.
電気刺激による骨格筋収縮運動と
その2型糖尿病治療への応用 神崎  展ほか
骨格筋に対する電気刺激誘発性の筋収縮活動とその2型糖尿病に対する治療的応用について記載した.


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