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Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 2月号

誌名: Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 2月号

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年02月15日

価格: 2,520円

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雑誌紹介

日々のリハビリテーション外来ですぐに実践できるように、毎号1つのテーマだけを全国の精鋭の執筆陣がわかりやすく解説。図表を多用したわかりやすい誌面と、今日の時代の要望に応えたテーマにより品切れが相次ぎ、増刷する雑誌。


概要

Monthly Book Medical Rehabilitation. No.89
骨粗鬆症のリハビリテーション
 
骨粗鬆症の包括的リハビリテーションをめざして 山口  淳
骨粗鬆症のリハビリテーションは,骨粗鬆症という「疾患」の予防や治療だけではなく,
高齢者の転倒や骨折など骨粗鬆症に関わる種々の「障害」への多面的な取り組みである.
骨粗鬆症による障害と機能予後について
―疫学的調査結果に基づいて― 萩野  浩
骨粗鬆症では骨折がもたらす機能障害,能力低下が問題となる.骨折のなかでも脊椎骨折,
大腿骨近位部骨折によるADL制限,QOL低下が著しい.
骨粗鬆症の運動療法(1)
―若・中年者を対象に― 岩本  潤
運動やスポーツ活動によって,骨量を増加・維持し(小児期,青少年期,閉経前,閉経後),脊柱後
弯の進行を予防し(閉経後),転倒を予防する(高齢期)ことが可能である.
骨粗鬆症の運動療法(2)
―高齢者および虚弱障害者を対象に― 宮腰 尚久
高齢者や虚弱障害者に対する運動療法は,合併症や個人差を考慮して行わなければならない.
我々が指導している低負荷の背筋運動療法を紹介する.
高齢者の転倒による骨折
―現状と展望― 大高 洋平
高齢者の転倒・骨折のエビデンスを整理し,そのうえでリハビリテーション科が関わることができるアプローチとして,
転倒・骨折予防,骨折後リハビリテーションについて概説する.
高齢者の転倒予防訓練の理論と実際 建内 宏重ほか
立位での姿勢制御が加齢によりどのように変化し,なぜ転倒が生じるのか,
そのメカニズムを解説し,転倒予防訓練としての具体的なトレーニング方法を紹介する.
地域における高齢者の転倒による
骨折予防への取り組み 樋口 由美ほか
大規模な研究プロジェクト結果から,バランストレーニングにおける転倒予防の有効性が明らかになっている.
地域全体に対しては,転倒予防の知識を効果的に広めることで,
転倒に起因する骨折を減少させる効果がある.
骨粗鬆症の薬物療法と服薬指導 田中 郁子
骨粗鬆症治療薬の服薬指導は,患者自身のモチベーションを高めることが重要である.
また,過度な副作用の強調を避けることも必要であろう.
リハビリテーション科診療でよく遭遇する
続発性骨粗鬆症 千田 益生ほか
続発性骨粗鬆症の病態を理解し,リハビリテーションを行う際に骨粗鬆症の有無,程度,部位を知ることは,
転倒・骨折事故を回避するため,また,リハビリテーションを安全に施行するために重要である.
脆弱性骨折のリハビリテーション 田中 一成ほか
脆弱性骨折は合併症や後遺症が生じやすく,治療的アプローチによる機能改善のみならず,
代償的・環境改善的アプローチの可能性を探りながら,より包括的な視点からリハビリテーションを実施する.


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