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Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 5月号

誌名: Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 5月号

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年05月15日

価格: 2,520円

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雑誌紹介

日々のリハビリテーション外来ですぐに実践できるように、毎号1つのテーマだけを全国の精鋭の執筆陣がわかりやすく解説。図表を多用したわかりやすい誌面と、今日の時代の要望に応えたテーマにより品切れが相次ぎ、増刷する雑誌。


概要

Monthly Book Medical Rehabilitation. No.92
心筋梗塞のリハビリテーション
 
心筋梗塞リハビリテーションの効果とエビデンス 木庭 新治
心臓リハビリテーションは運動耐容能の改善だけでなく,生命予後を改善させるエビデンスの確立した治療である.
心筋梗塞のリハビリテーションにおける安全性:
安全な実施のために 上嶋 健治ほか
心筋梗塞患者への心臓リハビリテーションは安全であり,
しかも運動負荷試験の実施により運動処方された患者では特に安全である.
また,患者背景因子からのリスク層別化も重要である.
心筋梗塞リハビリテーションの実際:
急性期・回復期 折口 秀樹
急性期は心臓リハビリテーションの再発予防,予後改善効果をいかに患者に伝えるか,
回復期は目標達成のためいかに個別に支援するかが大切であり,医師の奨励,チーム医療により可能となる.
心筋梗塞リハビリテーションの実際:
維持期(JHSの活動を含めて) 佐藤 真治
今後,本邦において維持期心臓リハビリテーションが機能するためには,行動医学とタイアップしたHome-basedプログラムや
低コストのOutside the homeプログラムが地域で展開されることが望まれる.
合併症のある心筋梗塞リハビリテーション(心不全と運動障害)
―心臓リハビリテーションの実際― 小山 照幸
心筋梗塞急性期においても,身体機能およびADL能力維持を忘れないことが重要である.
慢性心不全患者は心電図モニター下の運動療法が有用である.
片麻痺や対麻痺患者への運動療法においては,
エネルギー消費が大きいことや的確に自覚症状を訴えることができないことがある,ということに注意すべきである.
レジスタンストレーニングの意義と実際 高橋 哲也
心筋梗塞患者に対するレジスタンストレーニングは運動療法プログラムとして一般的になりつつある.
対象を厳選し,導入時期,導入方法,実施の原則を踏まえて行うことが重要である.
診療報酬算定の現状と今後の目標 長山 雅俊
今注目を集めている心臓リハビリテーション.その健全経営のためには診療報酬改定について熟知し,
安全なプログラムの構築とスタッフ教育が重要である.
欧米の心臓リハビリテーション 牧田  茂
急性期病院の在院日数が短縮されるなかで,回復期リハビリテーションの普及が我が国での重要課題である.
ドイツをはじめ欧米での代表的な回復期リハビリテーションプログラムを中心に紹介する.
心臓リハビリテーションと心理 石原 俊一
抑うつ,敵意・怒りなど,情動的問題と心疾患の発症や予後に対する影響について読んだうえで,
敵意・攻撃性に対する治療的介入の具体的方法について参考にされたい.
心臓リハビリテーションにおける作業療法の役割 鈴木 真弓ほか
作業療法は心疾患患者に対しモニタリングしながら家事動作をシミュレーションし,
結果をフィードバックすることにより,スムースに家庭復帰が行えるよう援助することができる.


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