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Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 6月号

誌名: Medical Rehabilitation(メディカルリハビリテーション) 6月号

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年06月15日

価格: 2,520円

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雑誌紹介

日々のリハビリテーション外来ですぐに実践できるように、毎号1つのテーマだけを全国の精鋭の執筆陣がわかりやすく解説。図表を多用したわかりやすい誌面と、今日の時代の要望に応えたテーマにより品切れが相次ぎ、増刷する雑誌。


概要

Monthly Book Medical Rehabilitation. No.93
脊髄小脳変性症のリハビリテーション
 
脊髄小脳変性症のバランス障害と運動療法 内山  靖
脊髄小脳変性症は進行性疾患であるが,運動失調によるバランス障害に対する介入には大きな期待が寄せられている.
運動失調を相対化し,症候障害学的な分析から運動療法の適用を厳密にする必要がある.
脊髄小脳変性症に対する靴型装具の応用 中馬 孝容
歩行障害を呈する脊髄小脳変性症に対して,靴型装具を検討した.
接地面積を拡大し重心投射域の拡大を図ることで立位・歩行は安定し,転倒の危険性は低下すると推測された.
脊髄小脳変性症に対する物理刺激による歩行障害の改善 菅田 葉月ほか
脊髄小脳変性症患者に対し,末梢感覚刺激入力を利用し運動失調症状を軽減する具体的方法について概説した.
自覚的に効果が得られ,ADL上有効な手段を選択することが重要である.
脊髄小脳変性症の作業療法の実際 東谷 直美
脊髄小脳変性症の巧緻運動障害,生活機能障害に対する作業療法アプローチについて述べるとともに,
認知機能および運動制御と学習の障害について言及した.
脊髄小脳変性症の失調性構音障害に対する言語指導 玉井 直子
脊髄小脳変性症の言語症状について,失調性障害という観点から分析した.
また,その観点に基づいた指導方法を紹介しているが,特に呼吸に力点を置いている.
脊髄小脳変性症の摂食・嚥下機能と訓練方法 牧野 直弘ほか
脊髄小脳変性症の摂食・嚥下障害の特徴と評価,訓練方法,食事場面での観察ポイント,栄養管理等について述べた.
脊髄小脳変性症に対する住宅改造・環境整備 浅賀 忠義
立位移動者では,両手支持の確保,狭い移動空間の有効性,進行性への配慮について,立位保持に対しては,
前面支持,後面支持,両面支持のもたれ動作に分類して説明した.
脊髄小脳変性症の自律神経障害への対策 眞野 智生ほか
脊髄小脳変性症における自律神経障害はリハビリテーションの阻害因子となり,その対策は重要である.
起立性低血圧や食事性低血圧などの血圧・血流調節障害を中心に,理学療法・薬物療法について概説した.
脊髄小脳変性症の排尿障害とその対策 榊原 隆次ほか
脊髄小脳変性症のなかで最も多い多系統萎縮症では,排尿障害がほぼ必発し,尿失禁から尿閉に及ぶ多彩な病状を呈する.
その機序とベッドサイド対処法を解説する.
進行期脊髄小脳変性症の在宅療養とレスパイトケア 橋本  司
国立病院機構愛媛病院神経内科では神経難病の在宅療養を支えるためのレスパイト入院を行っている.
脊髄小脳変性症患者の在宅療養とレスパイトケア・入院の状況を述べる.
脊髄小脳変性症の在宅療養―訪問看護の立場から― 篠木 知代
脊髄小脳変性症患者の在宅療養について,
訪問看護の立場から予防的看護・住宅改修の必要性・介護者へのアプローチについて述べた.


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