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Orthopaedics(オルソペディクス) 20/4

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 20/4

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2007年04月15日

価格: 2,205円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics. Vol.20 No.4
鎖骨骨折の治療
 
鎖骨骨幹部骨折に対する保存療法 蜂谷 將史ほか
鎖骨骨幹部骨折の保存治療を行うに際し,筆者の改良した機能的鎖骨バンドの特徴・装着方法のポイントおよび治療上の留意点を念頭に入れて,治療にあたる.
鎖骨骨幹部骨折に対するプレート固定法 伊藤 貴明
手術時の整復で,患肢を上後方に牽引することで良好な整復位が得られやすくなる.良い整復位をとることがプレート固定をしやすくするポイントである.
鎖骨骨幹部骨折に対する(経皮的)Kirschner鋼線固定法 坂中 秀樹ほか
(経皮的)K-wire固定法は,手術侵襲が少なく,美容的にもすぐれた治療法である.今回その骨癒合に影響を及ぼす因子を検討したので,治療上のポイントとともに紹介する.
鎖骨骨幹部骨折に対する中空海綿螺子固定術の成績と問題点 三浦 修一ほか
鎖骨骨幹部骨折に対する,不適切な保存的治療は,いたずらに骨癒合を遷延させ早期社会復帰を妨げる場合がある.中空海綿螺子を用いた髄内固定術は比較的低侵襲で内固定材の突出,逸脱も少なく固定性に優れ,早期社会復帰と良好な骨癒合が得られる有効な治療法である.
鎖骨遠位端骨折type IIに対する新しい保存療法 西堀 靖広ほか
鎖骨遠位端骨折Neer分類type IIはこれまで手術が必要とされていた.我々は新しい保存療法を考案し,本骨折を手術しないで治療することに成功した.その方法を紹介する.
鎖骨遠位端骨折に対するplate固定法 生田 拓也ほか
鎖骨遠位端骨折の内固定法として,plate固定法は固定力が強く,外固定をほとんど必要とせず,安定した術後経過が期待できる.この利点が本骨折にplate固定法を選択する理由である.
鎖骨遠位端骨折に対する鋼線締結固定法 仲川 喜之
鎖骨遠位端骨折に対するKirschner鋼線キャップ付き鋼線締結固定法の適応,手術手技について説明する.本法は遠位端骨折の大多数に適応可能であり,簡易,低侵襲,安価な優れた治療法である.
鎖骨遠位端骨折に対するBosworth法 高橋  新ほか
Bosworth法は,鎖骨遠位端骨折に対して低侵襲で行える手術法だが,螺子挿入の困難さと脱転の危険性から敬遠されがちである.今回手術手技のポイントを示すとともに,本法の適応について示す.
鎖骨近位端骨折の治療 南野 光彦ほか
鎖骨近位端骨折の大多数は転位が小さく保存的治療が可能であるが,遠位骨片が前上方に大きく転位した場合には,保存的治療では整復保持は困難であるためplateなどの内固定が必要である.
鎖骨偽関節に対する治療 吉田  篤
鎖骨偽関節の発生頻度,成因,治療とその成績について文献と自験例をもとに述べた.


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