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Orthopaedics(オルソペディクス) 20/10

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 20/10

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2007年09月15日

価格: 2,205円

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雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics. Vol.20 No.10
肘関節画像診断のコツ
 
肘関節X線像の撮影と読影のコツ 井上 五郎
肘関節単純X線像では通常の撮影法以外に上腕骨小頭撮影,橈骨頭撮影,ストレス撮影などが必要なことがある.小児では骨端核の出現年齢を覚えておき,その転位により骨折や脱臼のタイプを診断する.
肘関節疾患に対するCTと3D-CTの有用性 佐久間雅之ほか
骨性病変を主とする肘関節疾患では(3D-)CTは他の画像診断に比べその診断価値は高い.本稿では症例を提示しながらその有効性の概要を述べる.
変形性肘関節症の画像診断 水関 隆也
肘関節の関節症病変部位の把握は画像診断により可能である.画像から得られる情報を正確に評価分析し,侵襲が少なく,かつ効率的な手術計画を立てることが肝要である.
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の画像診断 高原 政利
離断性骨軟骨炎のX線,MRI,超音波,CTのそれぞれの画像診断を解説し,International Cartilage Repair Societyの関節鏡分類との整合性を検討した.
Panner病とHegemann病の画像診断 伊藤 和生ほか
成長期の小児が明らかな外傷歴がなく肘の腫脹,可動域制限,疼痛などを訴えた場合には,骨壊死が原因の骨端症(Panner病,Hegemann病)を鑑別診断として念頭におく必要がある.
外側側副靱帯の画像診断 堀井恵美子ほか
肘関節外側側副靱帯の重要性が再認識され,いかに評価するかが重要な課題である.超音波,MRIなどで描出は可能となったが,病態を把握するにはストレス撮影など総合評価が依然として必要である.
テニス肘の画像診断 青木 光広ほか
難治性テニス肘ではT2強調MRI像が重要であり,ECRBの起始部の限局性高輝度像,上腕骨小頭の骨軟骨骨折,ガングリオン,カルシウム沈着,びまん性浮腫,後外方滑膜襞,関節水腫を認める.
小児肘周辺骨折の画像診断 佐藤 雅人ほか
未完成な骨化の小児の肘について単純X線写真で診断する際の注意すべき点を述べた.また,より詳細な情報を得るためのCT, MRI超音波による補助診断についても付け加えた.
成人肘周辺骨折の画像診断 今谷 潤也
肘周辺骨折の手術的治療の原則は,
(1)骨折部の解剖学的整復,
(2)低侵襲手術手技による強固な内固定,
(3)術後早期からの強力なリハビリテーションである.その治療方針および手術方法の決定には,術前の正確な骨折部の評価が必要である.
炎症性関節炎の画像診断 永谷 祐子ほか
肘関節に炎症性関節炎をきたす疾患における,特に関節リウマチを中心に,診断,経過観察,術前計画での画像診断の重要性について述べることとする.


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