雑誌バックナンバー
Orthopaedics(オルソペディクス) 21/12

誌名: Orthopaedics(オルソペディクス) 21/12

創刊: 全日本病院出版会
発売日: 2008年11月15日

価格: 2,205円

この号の購入はこちら
最新号の購入はこちら


雑誌紹介

毎号、日々の臨床に即した1つのテーマにしぼり、全ページにわたって様々な角度から解説している。一つ一つの論文に図表を多用し、多くのページを割いているため、読者の「ここまで知りたかった」という要望に応える。若手の先生方、開業の先生方から絶大な支持を受けている。


概要

Monthly Book Orthopaedics Vol.21 No.12
(2008年11月号)
前足部変形の治療
編集企画/愛媛大学教授 山本晴康
外反毋趾に対する装具療法・・・・・・・・・・・・・・・・・・内田 俊彦
足は荷重、非荷重でその形を変える。足部変形は荷重によって増大するため、非荷重の足サイズに近い靴が履ければ変形は確実におさえられる。大きすぎる靴が足に合わない靴である。
外反母趾に対する運動療法・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐本 憲宏
外反母趾に対する運動療法は母趾外転筋筋力増強を目的としており、それにより外反母趾の増悪の予防、特に若年者では変形の軽減を期待できる。そのエビデンスは母趾外転筋の表面筋電図により明らかにした。
思春期外反母趾の病態と治療・・・・・・・・・・・・・・・・・・田中 康仁思春期の外反母趾の病態と治療について、成人期とは異なる部分を中心に概説した。手術治療を考える場合、術式選択にはDMAAを考慮する必要がある。
外反母趾手術療法の予後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・奥田 龍三
Mann変法およびchevron法の短期成績はおおむね良好であり、中・長期的にもあまり変化することなく維持される。したがって、これら術式の短期成績から中期あるいは長期成績の予測が可能である。
外反母趾に伴う第2MTP関節の亜脱臼・脱臼の治療・・・・坪井 一世ほか
外反母趾に伴う第2MTP関節の亜脱臼・脱臼の病態と治療法および手術成績について記載した。術式の決定に関して、我々の考え方もあわせて述べる。
内反小趾の病態と治療・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仁木 久照
内反小趾の手術に関する文献を比較し、そのエビデンスレベルを参考にしてX線学的特徴、疼痛と胼胝の部位による術式選択のアルゴリズムを示した。
強剛母趾の治療・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・野口 昌彦
強剛母趾(hallux rigidus)は母趾MTP関節の変形性関節症であり、grade T、gradeUに対してはcheilectomy(関節唇切除術)が非常に有効である。
Freiberg病の治療・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大関 覚
キーポイントアト
関節リウマチの足趾変形に対する切除関節形成術・・・・・・服部 宏行ほか
関節リウマチの前足部変形に対する切除関節形成術は術後経過中にある程度の矯正損失が生じるが、簡便な術式で、比較的長期にわたり安定した成績を得ることが可能であり、推奨される術式のひとつである。
関節リウマチの足趾変形に対する関節温存術式・・・・・・・・・・・大脇 肇
薬物療法の進歩に伴い関節リウマチの手術術式も見直されるべき時代になった。除痛のみでよいとした時代は終わり、機能と外観の向上を目指した関節温存術式を紹介したい。


カテゴリー: ???
inserted by FC2 system